2015年4月27日、第40回(2014年度)木村伊兵衛写真賞の授賞式が東京・丸の内の銀行倶楽部(東京銀行協会ビルジング内)にて開催された。受賞した両氏には、それぞれ賞状、賞牌、および賞金50万円が贈られた。
今回の対象作は、石川氏が『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』(ともに赤々舎刊)、川島氏が『明星』(ナナロク社刊)。選考については、岩合光昭、瀬戸正人、鷹野隆大、長島有里枝の写真家4氏とアサヒカメラの佐々木広人編集長が担当した。
石川氏は1984年沖縄県生まれ。沖縄国際大学社会文化学科卒業。在学中に写真と出会った。2010年、写真家 勇崎哲史に師事し、2011年に東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2012年『okinawan portraits』で第35回写真新世紀佳作受賞。私家版写真集に『SHIBA踊る惑星』『しば正龍 女形の魅力』『RYUICHI ISHIKAWA』がある。
石川竜一氏のコメント動画はこちら
URL:http://youtu.be/xI0cC7CxmcU
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川島氏は1980年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、沼田元氣氏に師事。2006年、ひとりの少女を4年間撮り続けた作品で第10回新風舎平間至写真賞大賞受賞、2007年写真集『BABYBABY』 を発売。2011年、佐渡の友人の娘を撮り続けた作品『未来ちゃん』(ナナロク社)で第42回講談社出版文化賞写真賞を受賞している。
川島小鳥氏のコメント動画はこちら
URL:http://youtu.be/H6uBohcdSp8
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選考委員を務めた岩合光昭氏のコメント動画はこちら
URL:http://youtu.be/eHQNfTMfFVA
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選考過程など、発表に関する記事は「アサヒカメラ」4月号に掲載している。
=木村伊兵衛写真賞・選考要領=
対 象
毎年、1月から12月までのあいだに、写真の制作、発表活動において、優れた成果を挙げた新人に授与。対象となる写真活動は雑誌、写真集、写真展などで発表されたもので、写真表現のあらゆる分野を含む
資 格
対象者はプロフェッショナル、アマチュア、年齢を問わない
「木村伊兵衛写真賞」(主催・朝日新聞社、朝日新聞出版)について
故木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設。各年にすぐれた作品を発表した新人写真家を対象としていて、“写真界の芥川賞”と呼ばれることもある。
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