「週刊SPA!」元副編集長・芸能デスクの田辺健二氏は、ゆきぽよについてこう分析する。

「今までバラエティー界におけるギャルタレントには『おバカで刹那的で陽気』という共通項がありました。それが令和になるとよりハイブリッド化が進み、藤田ニコルさんやみちょぱさん、ゆうちゃみさんのように抜群のコメント力や知性が求められるようになりました。そういった意味で、ゆきぽよさんはかつての『おバカで刹那的で陽気』なスタイルへの回帰を感じさせつつ、さらにそれを進化させられる存在。例えばABEMAのニュース番組で『永田町って大統領系ですよね?』と発言するあたりは突き抜けたセンスを感じますし、海外留学に関して、実際は『マイアミに2週間の語学留学だった』というのも“らしい”エピソード。21年の騒動に巻き込まれたときは一気に60本ほどの番組出演がなくなり、1年間は無収入になるほど追い込まれたそうですが、その期間に自分を見つめ直し、心身ともにギャル力を上げて帰ってきた印象を受けます。進化した彼女が巻き返し、またバラエティー界をにぎわせてくれることを期待しています」

「進化系ギャル」としてゆきぽよがまたテレビを席巻する日は来るか。

(雛里美和)

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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