そして一言、ちょい足しします。
----------
すてきなオフィスですね。
↓
すてきなオフィスですね。明るい気持ちになりました。
----------
相手の心をつかむ、第二のあいさつに使えるネタはきっと見つかります。普段から周りを観察するようにしてみると、いざというときにスッとことばが出てくるようになりますよ。しかも、これがなかなかおもしろい。ぜひ一度試してみてください。
■もっともシンプルなほめことば
素直に心から出たことばは、どんなにシンプルなひとことでも胸に響くものです。
本当に「いいな」と感じたことは、そのまま「いいですね」と伝えてみましょう。
----------
この企画書、とても見やすいです
↓
この企画書、とても見やすいです。いいですね。
----------
「いい」はほめことばの基本。ひねりがないとか、カッコいいことを言わなきゃなどと考える必要はありません。しかも人や動物、ものなどすべてに使えて便利です。
応用しやすいさら足しとしては、「とてもいいですね」「想像以上にいいですね」のように「どのくらい」いいのかを加える方法がひとつ。
もうひとつは、「この水色がいいですね」「使いやすいサイズがいいですね」と「何が」いいのか、「どんなところが」いいのか、その対象ならではのよさに着目する方法があります。このさら足しでは、ほめたいことを「いいですね」の前に持ってくればいいのです。
独り言のように「いいですね。」だけ小さな声で言うのもおすすめ。やや控えめな印象になるので目上の人にも使いやすく、心の声が思わず漏れてしまったようなリアリティもあります。
ほめると、お互いにうれしい共感が生まれます。あまり人をほめることに慣れていなくても、このことばなら簡単ですし、シンプルだからこそ相手の心にも届きます。
(構成/三宅智佳)