上智大学の推薦入試では、TEAP(日本英語検定協会が運営する英語試験)の高得点が要求される。
「TEAPでは、大学教育で必要な学術的な言葉を知らないといけません。授業に出てくる単語とはちょっと違うので、そのための勉強をしました」
TEAP対策に特化した単語集を買い、朝の通学時に電車の中で繰り返し勉強した。
「単語を覚える際に意識したのは、可能な限り音声を聞くということです。単語を聞くだけで、かなりリスニングの勉強になると実感しました」
また、入試用提出書類の作成と面接対策として社会問題に詳しくなるべく、新書など書籍を読んでは、要点をノートにまとめていった。
無事に志望校に合格。
「上智大学の法学部は、環境法など新しい領域の講義が充実しています。教授も、研究者としてだけでなく弁護士など実務で活躍されています。おかげで理論だけでなく、社会を学ぶことができたと思います」
今春から大学院に進み、学びをより深める。
(取材・文/本誌・菊地武顕)
※週刊朝日 2023年3月31日号