高津監督は前半戦終了に当たってそう話していたが、今や選手たちはグラウンド上の戦いだけでなく、グラウンドの外でもコロナという目に見えない敵と戦わなければいけない。今日、7月28日には先に「投のキーマン」として名前を挙げた奥川と、今季はここまで5勝、NPB通算では現役最多の182勝を挙げている石川が、新たに陽性判定を受けたと発表された。ヤクルトに限らず、陽性者の有無やその顔ぶれが今後の行方に影響を与える可能性は、どの球団にもある。今はただ、これ以上感染が拡大しないことを願うばかりだ。(文・菊田康彦)

●プロフィール
菊田康彦
1966年生まれ。静岡県出身。大学卒業後、地方公務員、英会話講師などを経てフリーライターに転身。2004~08年『スカパーMLBライブ』、16~17年『スポナビライブMLB』出演。プロ野球は10年からヤクルトの取材を続けている。

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