幹事としてメンバーに入っている中村裕之衆院議員は取材に対し、
「私は同じ派閥の先生からお誘いがあり、この懇談会にお誘いがあって参加しました。旧統一教会と何らかの関係はあるような気はしていたけど、報道を見て、ここまでとは思いませんでした。昨年10月の衆院選では、いわゆる電話作戦などで、旧統一教会の関連団体から応援をいただいていました。今、自民党として旧統一教会の関連団体との関係、対応をどうするか検討しているので、今後はそれに従っていくつもりです」
などと答えた。
同じく幹事の神田憲次衆院議員は、
「先輩議員から言われて幹事として名前を連ねている。今年6月の懇談会には出席したのかはっきりしない。旧統一教会の関連団体の懇談会であることは知っていた。そこを確認したら『今はコンプライアンス上、問題がありません』と彼らは話していたので、大丈夫かという認識でいました。しかし、安倍元首相の事件後、旧統一教会のことが大きなニュースとなっている。今後は関わり方を考えるつもりだ」
と話した。
他の幹事の議員や秘書らからも、「旧統一教会関連の懇談会とは知りませんでした」「祝電は送ったことがあるが、反社会勢力などでなければ、機械的に送っているものです」「教育関係の政策について意見交換をする程度。何かを頼まれたことはありません」「幹部に名前を連ねているだけで、議連で役割があるわけではありません」「国連NGO団体の活動に関連する議員の集まりのお誘いが議員仲間からあり参加しました」といった、特別な関係性を否定する内容の回答が多くあった。
世界平和連合はどういう考えなのか――。
議連の趣旨や総会での参院選についての話、先の参院選で応援を希望する議員の有無、実際に応援した候補者の人数などについて問い合わせた。
世界平和連合は議連の趣旨について、「当該集会について答える立場にありません」と回答。参院選について話し合われた内容と応援を希望する議員がいたかについては「当該集会について答える立場になく、承知もしておりません」。