「車内の事故だけではなく、南海トラフ巨大地震が起きるとされるエリアなので防災バスマップも共有しています。また、GPSも搭載して、保護者の皆さんにはスマホから位置情報を確認いただけるようにしています」

 地道な安全確認で重大な事故を起こしたことはないものの「ヒューマンエラーは必ず起きるもの」と話す。

「韓国のシステムがいいとは思いましたが、システムを起動する作業を人間が怠ったら? ということを考えるべきです。最近の登園降園アプリも便利で、優れものですが、“慣れ”は危険だと思います。慣れていないアプリは慎重に操作しますが、使い慣れてくるとどうでしょう? 繰り返しになりますがヒューマンエラーは必ず起きる。だから、便利なものの力を借りながら、人間が重ねて確認していくしかないと思います」

 原因究明を徹底的に行い、しかるべき自己防衛策をでしっかり考えて実行し、2度と幼い命が奪われことがないことを願う。(AERAdot編集部太田裕子)

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?