発酵調味料を使った発酵スープを毎日の汁物として取り入れれば、それはそのまま、毎日の腸活になる。この記事では、清水さんの新著『発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ』のなかから、スープに使いやすくするためペースト状にした2種の発酵調味料と、簡単すぎる3種の「神レシピ」を紹介したい。
◆ 塩麹ペースト
まずは基本の塩味からマスターしたい。と言っても実は、
乾燥米麹 200グラム
塩 60グラム
水 400ミリリットル
を混ぜるだけ!冷蔵庫で6カ月保存できるから、この割合を守って、多めに作っておいてもいい。
清潔な容器に乾燥米麹と塩を入れてよく混ぜ、水を加えてさらに混ぜる。蓋をして常温に7~10日おき、1日1回、清潔なスプーンで下からよくかき混ぜる。麹がやわらかくなり、甘い香りがしてきたらできあがりだ。ハンドブレンダーなどでペースト状にしておけば、スープに使いやすくなる。
◆ 玉ねぎ醤(ひしお)ペースト
こちらは、コンソメのような風味がする万能発酵調味料。少し加えるだけで味に深みが出るし、洋風のスープにもぴったりだ。
材料はやはり、
玉ねぎ(新玉ねぎでも可) 200グラム
ひしお麹(豆麹と麦麹を1:1で混ぜたもの) 65グラム
塩 20グラム
の3種類のみ。
塩麹ペースト同様、清潔な容器にひしお麹と塩を入れてよく混ぜ、フードプロセッサーでなめらかに攪拌した玉ねぎを加えてさらによく混ぜる。フードプロセッサーがなければ、すりおろしても、包丁で細かいみじん切りにしてもいい。蓋をして常温に約7日間おき、1日1回、清潔なスプーンで下からよくかき混ぜ、麹がやわらかくなって、コンソメのような香りがしてきたらできあがり。ペースト状にして、冷蔵庫で4カ月間、保存できる。