◆ トマトとふんわり卵のスープ
生きた菌を含む発酵調味料が腸内で善玉菌を優位に導き、腸の機能を高めてくれること、食物繊維を組み合わせることで効果がさらに高まることはすでに述べた。これに、オリーブオイルを加えると、腸活に最強の組み合わせになる、と清水さん。
「オリーブオイルに含まれるオレイン酸が、大腸を刺激し、動きを活発にする効果があるからです」
ということで、最初の「神レシピ」として、「トマトとふんわり卵のスープ」を紹介したい。
2人分の材料は、
卵 1個
玉ねぎ醤ペースト 小さじ1
トマト 1個
A 水 400ミリリットル
玉ねぎ醤ペースト 大さじ2
塩 小さじ1/4
薄口しょうゆ 少々
エキストラバージンオリーブオイル 少々
ボウルに卵を割り入れ、玉ねぎ醤ペースト小さじ1を加えてよく混ぜる。トマトはヘタを取り、8等分のくし形切りにする。鍋にAとトマトを入れて中火にかけ、煮立って1分ほどたったら、塩、薄口しょうゆを加える。フツフツしているところに溶き卵を回し入れ、火を止めて30秒ほどおく。あとは、オリーブオイルを加え、全体をそっと混ぜればできあがりだ。
◆ セロリとレモンのスープ
次は、発酵調味料に漬けおきした鶏肉を使うレシピ。麹の酵素が肉をやわらかくし、タンパク質がアミノ酸に分解されてうま味もアップする。
2人分の材料は、
鶏もも肉 150グラム
塩麹ペースト 大さじ1
セロリの茎 60グラム
A 水 400ミリリットル
玉ねぎ醤ペースト 大さじ2
セロリの葉 1本分
ローリエ 1枚
レモン汁 小さじ1
レモン(輪切り) 2枚
鶏肉は一口大に切り、ジッパー付きの袋に入れて塩麹ペーストをもみ込み、冷蔵庫で30分~一晩、「発酵漬けおき」する。セロリの茎は1.5センチ幅くらいに切る。鍋にAを入れて中火にかけ、煮立ったら鶏肉とセロリを加え、蓋をして5分ほどさらに煮る。セロリの葉を取り出し、レモン汁を加えて火を止め、器に盛ってレモンを添えれば、メインディッシュにもなる発酵スープの完成だ。