強化合宿で会話を交わすダルビッシュ有(右)と佐々木朗希=2月19日
強化合宿で会話を交わすダルビッシュ有(右)と佐々木朗希=2月19日
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 およそ4年に一度開催される野球世界一決定戦、WBC。コロナ禍で延期されていた第5回大会が3月8日に開幕する。「史上最強」と評判の今回の野球日本代表「侍ジャパン」。どんな戦いを見せてくれるのか、白井一幸ヘッドコーチに聞いた。

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「野球の世界一決定戦」を掲げて、2006年3月に第1回大会が開催されたワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)。日本は王貞治監督のもと決勝ではキューバを10対6で破り世界一の座に就いた。

 続く2009年の第2回大会。日本は原辰徳監督のもと決勝では韓国を5対3で下し連覇を達成。イチロー(当時マリナーズ)が、延長十回に勝ち越しの適時打をセンター前に放ったシーンは今なお記憶に新しい。

第2回大会決勝十回表2死二、三塁から2点適時打を放ったイチロー
第2回大会決勝十回表2死二、三塁から2点適時打を放ったイチロー

 だが、山本浩二監督のもと挑んだ2013年の第3回大会は、準決勝でプエルトリコに1対3で敗れ3連覇を逃した。

 そして、小久保裕紀監督のもと臨んだ2017年の第4回大会は、またしても準決勝でアメリカに1対2で敗退した。

 あれから6年。コロナ禍により開催が2年延びた第5回WBC。3月21日(現地時間)、アメリカ・マイアミで行われる決勝戦を目指して、1次ラウンドでは世界計20の国と地域が四つのグループに分かれ、まずは総当たり形式で激突。日本が入ったプールBは3月9日、東京ドームを舞台に開幕。ここで2位以内に入れば準々決勝(3月15、16日。東京ドーム)に進出。キューバやチャイニーズ・タイペイなどが鎬を削るプールAからの勝ち上がりチームとの一発勝負に臨む。

 そこで勝てばマイアミに飛んでプールC、D勢との準決勝(3月19、20日。現地時間)へ。待ち受けるのは連覇を狙うアメリカか。第3回大会王者のドミニカ共和国か。

 そして、決勝へ。すでに各チーム30人の出場メンバーは確定。いわゆる“バリバリのメジャーリーガー”が数多く代表に名を連ねたことが大きな話題を呼んでいる。

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