そして2020年代に入り、2021年に行われた東京オリンピックのチームから続々と日本代表選手が生まれた。三笘薫(筑波大)、旗手怜央(順天堂大)、林大地(大阪体育大)、相馬勇紀(早稲田大)などである。2022年9月現在、このうち相馬以外はすでにJリーグから海外チームに移籍している。
シンデレラボーイは案外、大学出身Jリーガーから生まれるのかもしれない。国内クラブチームや高校からJリーグ、あるいは幼少から海外クラブチームで育つというエリートコースが確立しているが、それに対して大学で頭角を現し、第2、第3の長友が生まれる。そんな環境は大学にまだ残っているようだ。<敬称略>