じつは小町が亡くなった日、母の病気が発覚しました。そして小町の四十九日に母の詳しい病状がわかりました(幸い重いものではありませんでした)。
退院した母が初めて料理を作った日。小町の物は亡くなってすぐに処分したはずだったのに、食品庫に猫缶が紛れ込んでいて、ツナ缶と間違えて開けてしまったんです。これには母も私も驚いて「ママ、退院おめでとうって意味じゃない?」と顔を見合わせました。
小町が母の病魔を葬り去ってくれたのではないかと感じ、「猫は飼い主や家族の不幸を持っていく」というモンゴルの言い伝えは本当なのかな……と思ったものです。
モンゴルで小町を迎えた時に長寿を祈った祖母も、93歳で健在です。
世界一可愛い小町、家族を守ってくれてありがとう。いつかまた、会いましょうね。