香里奈
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 現在放送中の井上真央主演ドラマ「100万回 言えばよかった」(TBS系)の第3話から出演しているモデルで俳優の香里奈(39)。一時期は主人公たちと同じ里親の元で暮らしていたが、突然姿を消し20年間音信不通だったという謎多き役を演じている。

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 物語のキーパーソンでもあり、SNS上では「劇中にミステリアスを持ち込む香里奈さんの存在感ったらない」「怖さを感じる表情の演技がうまい」などと高く評価する声が多い。2000年にファッション誌のモデルとしてデビューして以降、モデル業と俳優業を中心に活躍する香里奈だが、最近は俳優として大きな存在感を放っている。

「近年、連ドラは年に1本ほどのペースで出演していますが、彼女の役柄が話題になることが多い。例えば、21~22年に放送された『真犯人フラグ』での“バタコ”役。最初は主人公が勤める会社のクレーマーとして登場。元夫と義母を殺し、主人公の命も狙い、亡くなった息子の遺体を自宅の冷凍庫に保存していたというキャラクターで、狂気的な演技が大きなインパクトを残しました。20年放送の『恋はつづくよどこまでも』では、ヒロインの相手役となる佐藤健の姉役で、ヒロインたちの恋を応援する役どころを好演。派手で天真爛漫でお酒好きな女性というキャラクターもハマっていました」(テレビ情報誌の編集者)

 脇役として視聴者に強い印象を残している香里奈だが、以前はモデル出身ということもあり演技に対して辛辣な声もあった。「クランクイン!」(21年1月25日配信)では、初めてドラマに出演したころ「モデルさんだから演技が下手」など言われ、反骨精神が湧いたと告白。30代になると、あえて仕事のペースを落としてインプットの時間を増やしたという。その効果もあったのか、21年公開の映画「おもいで写眞」では、包容力のあるホームヘルパー役を演じて高評価を得た。

 20代のころとは違って肩の力が抜けたところも、現在の魅力につながっているのかもしれない。

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「他人の意見に耳を傾けられるようになった」