まず(1)、(2)ともに「する」もしくは「している」と回答したのは千葉、秋田、富山。
「誓約書を提出させている」(千葉)、「ガバナンスコードの方針に則り活動していくことについて確認済み」(秋田)、「すでに個々が関係を明らかにしている」(富山)など。
(1)は「しない」が、(2)は「する」と回答したのは熊本。理由は「公認証、推薦証を交付する際、意思確認を行った」。
いずれも「しない」と回答したのは、新潟、福島、鳥取、島根。
理由は、「党の方針を厳守し適切に対応していくことを県連内で確認済み」(福島)、「ガバナンスコードの違反行為が確認できた時には(公認・推薦の)取り消し及び党を離れてもらう」(新潟)、「党の品位を汚すことのないよう『誓約書』を交わしている」(島根)などで、「する」と回答した県と内容自体は大きく変わらなかった。
書面はなく、口頭で回答があったのは岡山と兵庫。
岡山は「旧統一教会関係の対応は党本部からの指示に準じている」、兵庫は「党本部が地方議員センターをつくり、県連所属の議員が直接つながっている。接点の確認や関係を持たない意思については、本部で確認できるようになっている」。
地方議員センターとは自民党が昨年6月に新設したもので、「地方議員と党本部の連携をより一層強化するため、地方議員の活動に資する情報提供やイベント運営の支援、ワンストップでの要望・相談窓口等の機能を担う」とホームページにある。
意思確認のために使う予定があるのか、党本部の見解を聞くと、
「地方議員センターの専用サイトを設け、党所属の地方議員に対し、政策、選挙、広報、組織活動などに関する情報提供を行っております」(幹事長室)
とのこと。党本部から情報提供をする、ということ以外はわからなかった。
そして、(1)(2)のいずれについても「回答は控えたい」「責任者がいない」などで、回答を得られなかったのは宮城、愛知、和歌山、山口だった。