衛藤を取材した経験のある女性ライターは言う。

「源田選手との結婚を機にアスリートフードマイスターの資格を取得したり、育児に関する本をたくさんよく読んで実践したりする姿を見て、真面目な方だなと思いました。また、夫婦間で不満をためないように、コミュニケーションをとることが大切だと何度も口にしていたのが印象的でした。衛藤さんは自身の取材があるとき、夫に事前にインタビューするとも。夫の話になることが多いので、きちんと意見を共有しておきたいそうです。一方で取材中に発した言葉について、ファンの方が不快な思いをしないかも常に気にしていました。頭の回転が速く、トーク力が抜群なうえ、気遣いのできる方なので、プロ野球選手の妻としてはもちろん、母、そしてタレントとしても完璧な感じがしましたね」

 芸能評論家の三杉武氏は衛藤についてこう述べる。

「地元グループ時代にはメインボーカルも務めるなど歌唱力も高く、ダンスパフォーマンスにもたけており、当初からアイドルとしては優等生的な存在でした。その後、握手会での神対応が評判を呼び、人柄や旺盛なサービス精神が浸透して人気が急上昇。ソロ写真集も好調なセールスを記録するなど人気メンバーとして活躍の場を広げていきます。苦悩した時代があるからこそ、人の気持ちがわかるというもの。タレントとして自身が前に出るだけでなく、しっかりサポート側にもまわれるのが衛藤さんの強みではないでしょうか。今年は“侍妻”として、バラエティー番組などで彼女の姿を見る機会が増えるかもしれませんね」

 侍ジャパンブームが一息ついても、まだまだ芸能界からの需要は多そうだ。

(高梨歩)

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