栄氏はパワハラ行為の認定を受け止め、日本協会の選手強化本部長は辞任したが、大学での監督も18日に解任された。

 フィギュアスケートは、地元の子どもたちを丁寧に育てて王国を築いている。53年開業の名古屋スポーツセンターからは数多くの五輪代表が生まれた。

 92年アルベールビル大会の銀メダリスト伊藤みどりさんに始まり、浅田真央さんら、98年長野大会を除き常に五輪代表を輩出してきた。

 このリンクは、観光名所としても有名な大須商店街の近くにあり、多くの一般客がスケートを楽しむ。宇野昌磨選手が5歳のときに、ジュニア時代の浅田さんから声をかけられて競技を始めたのは有名な話だ。愛知県スケート連盟の関係者は「同じリンクで良いお手本を見ることができる環境が、次から次へと選手が育った理由の一つ」と話す。(朝日新聞スポーツ部・金子智彦、鷹見正之)

AERA 2018年6月25日号より抜粋

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