米スポーツ専門メディアのブリーチャー・リポートが「MLBの歴史で最も飛んだホームラン(2017年に掲載)」という記事の中では、スタットキャスト導入以前のデータを含めたランキングを作成している。(※ここではメジャーでの試合の記録に限定されるため、マイヤーの記録は除外)
そのランキングの中では、通算462本塁打の大砲で、2014年までプレーしたアダム・ダンが4位タイの535フィート(約163.1メートル)、3位がレジー・ジャクソンの539フィート(約164.3メートル)、2位がミッキー・マントルの565フィート(172.2メートル)など8本がマザラの飛距離を超えている。
そして彼らを抑えて、堂々の1位となったのが伝説の強打者ベーブ・ルースの575フィート(約175.3メートル)。ル―スがプレーした時代は正確に飛距離を計る道具もなく、実際にどの程度飛んだかは定かではないが、“規格外”の選手であったのは間違いないだろう。日本でも「〇の打球は〇メートルを超えてた」「〇の球速は〇キロ出ていた」などという逸話が語られることもあるが、米国でも過去の偉大な選手には多くの伝説がつきものなのは一緒なのだろう。
なかなか日本人の選手が入り込む余地の少ないカテゴリーではあるが、大谷はこれまでメジャーでのプレーで上位に食い込めるだけのポテンシャルを見せているのはさすが。今季も打撃はまずまずの成績を残しているだけに、先述したロッキーズの本拠地での試合で何かが起こる気もする。