山田純大(やまだ・じゅんだい)/1973年生まれ。97年にNHK連続テレビ小説「あぐり」でデビュー。ドラマ「水戸黄門」「ルーズヴェルト・ゲーム」ほか、映画や舞台に多数出演(撮影/岡田晃奈)
山田純大(やまだ・じゅんだい)/1973年生まれ。97年にNHK連続テレビ小説「あぐり」でデビュー。ドラマ「水戸黄門」「ルーズヴェルト・ゲーム」ほか、映画や舞台に多数出演(撮影/岡田晃奈)

 俳優の山田純大さんが子育てを語るインタビュー。7月発売の子育て実用誌『AERA with Baby スペシャル保存版 早期教育、いつから始めますか?』から、全文をお届けします。

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 生後半年になる愛娘の成長ぶりを目を細めて話す山田純大さん(44)。映画や舞台で見る精悍な表情からは想像できません。どんなに疲れていても、娘の笑顔を見ると体が動いてしまうという山田さんに、娘や妻への思いを伺いました。

 今朝、初めて娘がひとりで廊下まで出てきたんです。僕のところまで来ると、足を触ってニコーッと笑って。そういうのが、もう、かわいくてたまりません。1週間前に「ずりばい」ができるようになったばかりなのに、もう廊下まで来られるなんて、一日一日成長する姿に驚かされます。

 2016年12月に娘が生まれて、半年が過ぎたところです。出産にも立ち会いました。娘が生まれてきた瞬間に、「これから始まるぞー!」って愛情がわいてきた感覚を、いまも覚えています。

 仕事で疲れていてもう動けない、とソファに倒れ込んでしまうような日も、ふと娘と目が合ってニコーッという笑顔を見ると、疲れも吹っ飛びます。「いま行くよ!」と体が動いてしまって。子どもの力って不思議ですよね。

 家にいるときは、授乳以外、お風呂、オムツ替え、何でもします。いまのところ母乳で育てているので、パパがミルクを、ということはできないんです。

 実は、授乳がちょっとうらやましくて、僕もおっぱいを吸わせてみようと試したことがあるんです(笑)。でも、どんなに小さくてもそこはちゃんとわかっていて、全然反応してくれませんでした。当然ですがそんなとき、「やっぱりママだよな~」って思うんです。

 娘は知らないところに行って不安になったときなんかも、僕の抱っこよりママのところに行きたがるし。僕が育児をがんばっても、やっぱりママには勝てないな、と思うことはありますね。

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