わが家の3人の息子たちのときは、東大は後期試験がありました。この時期、息子たちは中途半端な状態。私は「何かしたら?」と声をかけていましたが、なかなかその気にならないらしく、ちまちまとノートをめくる程度でした。長女の受験のときには東大は後期試験がなくなっていて、前期一本勝負でした。2日目がすんだ日にみんなでカラオケに行きました。娘は「津軽海峡・冬景色」を熱唱していましたね。
後期試験も視野に入れている人は、何もしないのはまずいです。数学の計算や英文や現代文を読む速度が遅くなってしまったという話はよく聞きますよ。もう少しの間、毎日コツコツと勉強を続けましょう。この短い期間にやったことが後期の合格を引き寄せます。
「前期試験に合格したら、後期試験のための勉強が無駄になる」と考えてしまいがちですが、「後期試験の勉強が無駄になってよかった」と思えることを祈りながら頑張りましょうか。保護者の方は、後期試験のための宿泊は予約していますか。地方では、意外と宿泊場所が少ないので要注意です。大学から遠いホテルしか見つからず、早朝にタクシーで行かざるを得ない、と焦ることになります。
家の中の雰囲気も後期までは崩さずにしておきましょう。家族も協力してくださいね。親は、テレビやビデオなどはもう少し後に楽しむことにして、「あと少しみんなで頑張ろう~」と元気よく応援をし、ラストスパートを温かく見守ってください。
この時期のことは、大変ですが必ずいい思い出になります。子どもにとって家族の後押しはありがたいもの。受験生は自信を持って後期試験に臨んでください。(構成/庄村敦子)
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※週刊朝日 2020年3月6日号