「現状では慶應大や上智大のほうが魅力のある大学だと思います。まずは2大学を目指し、なおかつアジア、世界に打って出ていくグローバル的な段階を踏んでいきたいと考えています」(同)
立教大が風穴を開けているといえば、経営学部と異文化コミュニケーション学部の存在だろう。
「リーダーシップ教育」を国内で初めて採り入れた経営学部は、企業や高校からも評価され、入試の難易度は上昇し、グローバルな環境が評価される異文化コミュニケーション学部を含め、慶應大や上智大、早稲田大に合格する学生らが入学してきているという。
「海外留学の奨学金は、基準を満たせば全員に支給します。学生たちが『立教大はやる気があれば誰でも主役になれる』と口にしてくれます。きめの細かさには自信があります」(和田務・入学センター課長補佐)
2024年に創立150周年を迎える立教大。「RIKKYO VISION2024 プロジェクト」のバージョンアップを進め、「指標の数値化」を目指す。そこにはもちろん、RJKの定着が加わるであろう。(庄村敦子、本誌・吉崎洋夫)
※週刊朝日 2019年1月4‐11日合併号より抜粋