こう語る前出記者は「もちろん原監督は補強のため、できるだけ枠を空けたいと思っているのは間違いない」という。

「この時期に『枠を空ける』のは『補強する』ということ。系列のスポーツ報知が30日に“チーム大改革 引退、戦力外計15人”という記事を出し、大幅な血の入れ替え、と書いてましたが、その中の一人で、かつて原監督が4番で起用した中井大介内野手(28)の戦力外通告にはチームメートの皆が驚きました」と、スポーツ紙デスク。

 原巨人FAで広島の丸佳浩外野手(29)と西武の炭谷銀仁朗捕手(31)の獲得を狙っていると言われ、ほかにもマリナーズを退団した岩隈久志投手(37)やオリックスを退団する中島宏之内野手(36)の獲得に向けて動いている、と報じられている。

「原さんが前回監督のときに重用していた橋本到外野手を楽天に金銭トレードで出しました。楽天はドラフト1位で即戦力の外野手を獲得しているのに。巨人はよほど枠を空けたいんでしょうね」(前出デスク)

 巨人がストーブリーグの話題をいろいろと提供しそうな気配だ。(本誌・黒田朔)

週刊朝日  2018年11月16日号