注目すべきは、その有言実行ぶり。プレッシャーになるからと具体的な目標を口にしない競技者が多い中、彼女は今回の日本選手権でも目標をハッキリと口にして実現してみせた。まず開幕前日には、初日と2日目の100メートルバタフライに関し「準決勝で自己ベスト、決勝では世界ジュニア記録を抜きたい」と言い、それを実現。
4日目の50メートル自由形決勝に関しても前日、「24秒2くらいを狙っていく」と語り、実際に24秒21を出すと、「あと2種目。絶対やってやる、という気持ちで全種目で日本新を狙う」と言って、それも実現したのだった。
そんな彼女は東京五輪に関して以前、「簡単なことじゃないけど、バタフライも自由形も頑張って金メダルを取れたらいいな」と発言。大いに期待できるだろう。
来春から日大に進学する。
「日大のプールにはいい設備があるから選んだようです。日大も、東京五輪で池江さんが活躍すれば名門復活を印象付けられますよね」(スポーツ紙デスク)
休憩時間は「時間がある限り寝ます」という大物JKは、マンモス大学の名前も背負って東京五輪を戦う!?(岸本貞司)
※週刊朝日 2018年5月18日号