現時点で発売中なのが、10月のグランプリシリーズ・カナダ大会と、グランプリファイナル。ファイナルは各大会で上位に入れば出場できるため、羽生を見られる可能性も十分に高い。現在、同大会公式サイトやチケット販売の代理店などを通じて購入できる。発売時期を含めた大会の詳細は、国際スケート連盟(ISU)や日本スケート連盟のウェブサイトに随時掲載されるため、目を光らせておきたい。

 国内開催に限れば、羽生が出る可能性が高い大会は四つ。NHK杯のほか、世界選手権出場の切符がかかった12月の全日本選手権、来年3月の世界選手権、4月の世界国別対抗戦だ。入場料は席種により異なるが、5千~2万円程度が公式価格。

「先行抽選や一般発売での入手は、知り合いや家族に協力してもらい、とにかくたくさん応募します」(山本さん)

 国内大会チケットは、「チケットぴあ」や「ローソンチケット」、「イープラス」などを通じて発売されるため、事前に会員登録を済ませ、「フィギュアスケートに関するチケット」の情報が流れるよう設定しておこう。最新情報をキャッチするためには、メールマガジンの登録も有効だ。さらに、スケオタたちは、情報を取りこぼさないように「Google」などのアラート機能で「フィギュアスケート 大会名 チケット 発売」などのワードを登録。関連情報がウェブサイトに流れたときに知らせてくれるからだ。

 アイススケートのファンクラブ「アイスクリスタル」(入会費1500円、年会費5500円)に入会すれば、日本スケート連盟が開催する大会やアイスショーのチケット先行抽選に申し込めるため、一般より“良席”が取りやすいとも言われている。

 ただし、フィギュア人気の高まりで、国内大会のチケットは争奪戦だ。確実にチケットが取れるという保証はない。転売サイトでは、定価の10倍近い値段で取引される、プラチナチケット状態が続いている。

「だからお目当ての選手を本気で見たいなら断然、海外のほうがいいですよ。特にヨーロッパなどの遠方に行くと、当日会場でチケットが買えるくらい席が取りやすいし、選手との距離も近いんです」(同)

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