エコロジーが時代のキーワードになって久しい。97年発売の「プリウス」はスプリット方式によるハイブリッド専用車としてエコカー市場を切り開いてきたトップランナーだ。2015年に4代目が発売され、昨年の国内新車販売台数は24万8258台で、4年ぶりにトップに返り咲いた。

 酒税が安く原価も抑えられる“第3のビール”として一世を風靡した「ドラフトワン」はエンドウたんぱくを麦芽や麦の代用原料として04年全国発売。同年中に1815万ケースを出荷する大ヒットとなり、他社が追随するきっかけとなった。だがあまりの売れ行きに、酒税の落ち込みを懸念した財務省は06年に税制改革を行い増税してしまった。

 メール、インターネット、オーディオ、GPS、Wi-Fiなど各種マルチメディア対応のパソコン機能を搭載したハイスペックスマートフォン「iPhone」。発売は08年、2代目に当たる「iPhone 3G」が第1号だ。最新モデルは昨年9月から販売中の第10代に当たる「iPhone7」。進化は止まらない。(高鍬真之)

週刊朝日 2017年3月10日号より抜粋

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