オールデイダイニングORIGAMIの「排骨拉麺(パーコーメン)」/40年間受け継がれ、多いときでは月に1000食も出るという人気メニュー。鶏と豚をベースにしたスープは一晩かけて仕込む。サクサクのカツは国産豚のロース肉を特製醤油だれにつけ、片栗粉をまぶして二度揚げしたもの。2730円(税・サ込み) (撮影/写真部・堀内慶太郎)
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 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回、テレビプロデューサー、コメンテーターのデーブ・スペクターさんが選んだのは、オールデイダイニングORIGAMIの「排骨拉麺(パーコーメン)」だ。

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 このパーコーメンは、来日当初からの大好物。最初は誰かに連れてきてもらったんだろうけど、もう忘れちゃいましたね……。場所柄、政治家の姿もよく見かけます。何しろ高級ホテルだから、キャデラックで食べに来る常連さんもいるみたい。

 とにかくスープが絶妙なんですよ。いわゆるラーメンのスープとはまったく違う。味も香りも繊細で、そこにポークカツからのコクが加わって。忙しい時、さっと寄って食べられて、ボリューム満点。僕は「千代田区にある天国」って呼んでます(笑)。

 今までにずいぶん、いろんな人を連れて来ました。特に関西の人はここを知らないからね。宮根誠司さんも橋下徹さんもいたなあ。これを食べるのは日本芸能界の通過儀礼だ!なんて言ってね。焼き肉なんかと違って、価格も手ごろでしょ。おごってもおごられても、負担にならないのもポイントです。

 このおいしさは、もはや日本の秘密兵器ですよ。そうだ、習近平氏あたりに食べさせてみたらどうだろうね?

「オールデイダイニングORIGAMI」東京都千代田区永田町2‐10‐3ザ・キャピトルホテル東急3F/営業時間6:30~23:30L.O. *パーコーメンの提供は11:00~/定休日:なし

週刊朝日  2017年2月10日号

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