動物写真家の岩合光昭さんの世界の猫を訪ねる旅をお送りする。今回は、ニュージーランド・スチュアート島の猫。

＊　　＊　　＊

　ニュージーランド南部のスチュアート島。島の8割以上がラキウラ国立公園という、自然豊かな島だ。

　農場で可愛がられている猫と犬は、仲良くお昼寝中だ。甘えん坊の子猫は、メスの牧羊犬の腕枕ですやすやと気持ちよさそうに眠っている。

　ヒトに愛され、一緒に暮らす猫と犬は、互いに心地のいい距離を保ちながらゆったりと暮らしている。

　つかず、離れず。時には寄り添いながら。ヒトと一緒に暮らしていく。

岩合光昭（いわごう・みつあき）
１９５０年生まれ。動物写真家。NHK　BSプレミアムにて「岩合光昭の世界ネコ歩き」放送中。

【関連リンク】
デジタル岩合　http://www.digitaliwago.com/

※週刊朝日　2015年9月18日号

著者プロフィールを見る
岩合光昭

岩合光昭

岩合光昭（いわごう・みつあき）／1950年生まれ。動物写真家。1980年雑誌「アサヒグラフ」での連載「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。1982～84年アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在。このとき撮影した写真集『おきて』が全世界でベストセラーに。1986年ライオンの親子の写真が、米「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙に。94年、スノーモンキーの写真で、日本人として唯一、2度目の表紙を飾る。2012年NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のオンエア開始。著書に『日本のねこみち』『世界のねこみち』『岩合光昭写真集 猫にまた旅』『ふるさとのねこ』『ネコを撮る』『ネコへの恋文』など多数。初監督作品となる映画「ねことじいちゃん」のBlu-rayとDVDが発売中。

岩合光昭の記事一覧はこちら