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「子どもをYouTubeに出演させる」ことについてみなさんはどう思われますか?
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YouTuberが一つの職業として世の中に認められるようになり、いまでは、大人だけでなく、1億円以上の年収を稼ぐ小学生YouTuberも登場しています。
私が知る限り、そうしたテーマを扱った議論では、大抵が「危ないからやめた方がいい」という結論になっています。
なぜなら記事を書いた人は、子どもをYouTubeに出したことがないからです。予測できる危険性ばかり目についてしまい、メリットや危険な目にあわないための防御策に気がついていません。そもそも登山をしたことがない人が、「登山は危ない」、海で泳いだことがない人が、「海は危ない」と言っても説得力はありませんよね。
そこで今回は、5年間子どもをYouTubeに出演させ続けている私が、子どもをYouTubeに出してよかったこと、そして悪かったことについて書いていこうと思います。
意外に思われるかもしれませんが、私は子どもをYouTubeに出すようになってから、子育てにおいてイライラしなくなりました。
息子は本当にそそっかしくて、道を歩けばぶつかり、走れば転び、コップがあれば倒し、おまけに3月生まれで運動も勉強も周囲から遅れている子どもでした。そんなことが続くと、普通はイライラするでしょうし、運動や勉強も周りに比べて遅れていたら焦るのだと思います。
しかしYouTubeだと、その息子の不器用さが愛しくなるのです。上手くいかなければいかないほど面白いと感じるようになるのです。
「はじめてのおつかい」というテレビ番組があります。あの番組の面白さは、子どものおつかいが上手くいかないところにあります。道で転んだり、買うものを忘れたり間違えたり、スタート時点で泣いちゃったり……。もう不器用すぎて何にも上手くいってないんです(笑)。でもそれが面白い。子供たちの個性がよくでているし、上手くいかないなりに、おつかいをこなそうと頑張る姿が愛しいんですよね。