5月を終えた時点では、打率.226、8本塁打、31打点だった中村だが、6月に入って点火。8日のDeNA戦(横浜)でチームが敗れた中でも3安打3打点と孤軍奮闘すると、14日のヤクルト戦(メットライフ)ではタイムリー&満塁弾で計5打点の大暴れ。翌15日も3打点を稼ぐと、19日の中日戦(ナゴヤドーム)では2ラン&決勝打の計4打点。22日の阪神戦(甲子園)では2打席連続本塁打を放つなど、セ・リーグ相手に豪打爆発を続け、交流戦通算成績を歴代トップの77本塁打&205打点にまで伸ばした。

 交流戦首位打者に輝いた中川は、6月の月間打率.360でトップだが、0本塁打12打点と爆発力不足。7本塁打の3選手のうち、鈴木が打率.344、7本塁打、21打点と打撃3部門で中村に匹敵する優れた数字を残し、ブラッシュ(楽天)も打率.355、4本塁打、16打点と月間MVPに相応しい成績だった。中村が受賞すれば2015年7月、2018年8月に続く3度目、鈴木とブラッシュは初受賞となるが、果たしてどうなるか。