オススメしたいのは、ルールとして「強迫観念から離れる日」を持つことです。例えば「携帯とか何も持たずにあそこまで散歩して帰ってくる」と決めて、やってみる。持ち物を持たないと結構びくびくするし、はじめはリラックスできないかもしれないけど、それでもいいんです。だんだん和らいでいくと思います。

 いて座の特徴としても、強迫観念的なものを持ちやすいです。「今日一日は何のためにあるのか?」を自問しながら生きているような人たちだから。ある種潔癖なところがあって、自分の理想のために常に努力し続けないと人は後退してしまう、そういう価値観を持っている人も多いです。

 戸締まりや確認に強迫観念があるなら、家にぬいぐるみを1個置いて、その子を友達だと思ってみるのもいいと思います。その子がぬくぬく安全に暮らせるように、手助けとして戸締まりをしてあげる。そうすると自分の中でギスギスやピリピリしていたことがちょっと和らぎます。私が戸締まりさえすればこの子が安全に留守番していてくれるっていう感覚。自分のミスを全部自分に向けて、許せなくなってしまわないためにも。

しいたけ./占い師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究しながら、占いを学問として勉強。「VOGUE GIRL」での連載「WEEKLY! しいたけ占い」でも人気

AERA 2021年2月15日号

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しいたけ./占い師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究しながら、占いを学問として勉強。「しいたけ. 公式サイト」では月刊占いやコラムを連載中。 https://shiitakeofficial.com/

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