若者には非日常の空間 いすみ鉄道にラスト1両「キハ」の魅力 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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若者には非日常の空間 いすみ鉄道にラスト1両「キハ」の魅力

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野村昌二AERA#鉄道
いすみ鉄道。大多喜城(千葉県大多喜町)を背に夷隅川を渡るキハ52(左)とキハ28。現役の旅客車両としてはともに最後の1両だ(撮影/伊ケ崎忍)

いすみ鉄道。大多喜城(千葉県大多喜町)を背に夷隅川を渡るキハ52(左)とキハ28。現役の旅客車両としてはともに最後の1両だ(撮影/伊ケ崎忍)

 車内に一歩足を踏み入れると、レトロな昭和の雰囲気がたっぷり。向かい合わせのボックスシートに4枚羽の扇風機、座席にはセンヌキだってある。

「この、古くてレトロな感じが好きです」

 と、埼玉県に住む中学3年の男子生徒。キハに乗るため、朝5時に起きてやってきたという。先の鳥塚社長は、国鉄型車両の魅力をこう話す。

「国鉄型車両は全国区で、北海道から九州まで基本的に同じ車両が走っていました。ですから、30代以上の人にとっては何もかもが懐かしい。10代、20代の若者には、現代では失われつつあるものを感じられる非日常の空間なんです」

 いつまで走るかもわからない今だからこそ、国鉄型車両に乗りに行こう。昭和の、そして国鉄の風景を訪ねて。(編集部・野村昌二)

AERA 2018年5月21日号より抜粋


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