ハナ/2014年、青森県の津軽のリンゴ農園で生まれた。5匹兄妹。NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」などで映像化されたほか、岩合さんの書籍『ふるさとのねこ』『コトラ、母になる─津軽のネコの四季物語』に登場している。 (COVER STAFF 撮影/岩合光昭 アートディレクション/福島源之助+FROG KING STUDIO)
ハナ/2014年、青森県の津軽のリンゴ農園で生まれた。5匹兄妹。NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」などで映像化されたほか、岩合さんの書籍『ふるさとのねこ』『コトラ、母になる─津軽のネコの四季物語』に登場している。 (COVER STAFF 撮影/岩合光昭 アートディレクション/福島源之助+FROG KING STUDIO)
週刊朝日12月13日増大号の表紙を飾った猫のハナ (岩合光昭さん撮影)
週刊朝日12月13日増大号の表紙を飾った猫のハナ (岩合光昭さん撮影)

 写真の子の顔に見覚えはないだろうか。2年前、週刊朝日の表紙を初めて猫が飾ったが、その猫ハナの幼少期。動物写真家の岩合光昭さんが撮影した子猫の写真から一枚を選んだところ、偶然、ハナの“再登板”となったのだ。

【写真】かわいすぎて悶絶!ハナが“再登板”した表紙がこちら

 撮影は生後1カ月半のころ。ハナはずんずんカメラに近づいてきた。岩合さんはテレビ番組の撮影で、ハナとその兄妹、母親のコトラに密着していた。

「ハナちゃんがいなければ、番組はできなかっただろうな」

 愛くるしい瞳と、人懐っこくて物おじしない性格はハナの天性の魅力。そのハナが成長し、母となるまで通い続けたそうだ。

「不思議なことに、ハナちゃんの子育てはお母さんのコトラそっくり。おっぱいの吸わせ方とか、見てきたかのようです」

 それから2年。ハナの子どもも、良い母猫になったに違いない。(本誌・鎌田倫子)

ハナ/2014年、青森県の津軽のリンゴ農園で生まれた。5匹兄妹。NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」などで映像化されたほか、岩合さんの書籍『ふるさとのねこ』『コトラ、母になる─津軽のネコの四季物語』に登場している。

週刊朝日  2019年12月13日号

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岩合光昭

岩合光昭

岩合光昭(いわごう・みつあき)/1950年生まれ。動物写真家。1980年雑誌「アサヒグラフ」での連載「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。1982~84年アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在。このとき撮影した写真集『おきて』が全世界でベストセラーに。1986年ライオンの親子の写真が、米「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙に。94年、スノーモンキーの写真で、日本人として唯一、2度目の表紙を飾る。2012年NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のオンエア開始。著書に『日本のねこみち』『世界のねこみち』『岩合光昭写真集 猫にまた旅』『ふるさとのねこ』『ネコを撮る』『ネコへの恋文』など多数。初監督作品となる映画「ねことじいちゃん」のBlu-rayとDVDが発売中。

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