“私の死”は存在しない、でも死後の世界は存在する 帯津先生の考え方 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“私の死”は存在しない、でも死後の世界は存在する 帯津先生の考え方

連載「「健脳」養生法――死ぬまでボケない」

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帯津良一週刊朝日#帯津良一
帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「死を生きる」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「死を生きる」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

死に対する覚悟を深めていくことがボケの予防(※写真はイメージ)

死に対する覚悟を深めていくことがボケの予防(※写真はイメージ)

 ホリスティック医学の追求も、体を成すにはあと20年、30年は必要だろうし、大好きな太極拳も、とてもこの世だけで極めるのは無理です。あの世で続けたいことがたくさんあるのです。

 作家の遠藤周作さんはこういうことをおっしゃっていました。

 70代の前半ともなると、もう一つの大きな世界からの囁きが聞こえてくる。その囁きに耳を澄ますのが老いというものなのだ。

 私は80歳を超えたのに、まだこの囁きが聞こえてきません。でもいつかは聞こえてくるという予感を掌中の珠のように大事にしています。

 あの世があると考えるとこころがときめくのは、先に行って私を待っていてくれる人たちへの思いが膨らむからです。

 両親や家内は言わずもがな、まず思い浮かぶのが、太極拳の師であり、酒仙李白にも匹敵するような無類の飲み手である楊名時先生。再び一献酌み交わすのが楽しみです。

 次に手術の名手で東大第三外科、都立駒込病院外科を通しての同僚だったKさん。盃を傾ける姿が忘れられません。さらに中国は内モンゴル自治区ホロンバイル大草原の友人たちと、挙げていくと枚挙にいとまがありません。

 皆さんもあの世で再会できる人たちを思い浮かべて、こころをときめかせてください。それがボケの予防につながります。

週刊朝日 2018年6月15日号


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帯津良一

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

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