ミス連発も教官からはOK?“高齢者運転”にボケたま記者が挑戦 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミス連発も教官からはOK?“高齢者運転”にボケたま記者が挑戦

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週刊朝日#シニア
2年半ぶりの運転席。カメラをつけたバンドが少しきつくて、ハンドル操作に影響したのかも(撮影/倉田貴志)

2年半ぶりの運転席。カメラをつけたバンドが少しきつくて、ハンドル操作に影響したのかも(撮影/倉田貴志)

ボケてたまるか!

山本朋史著

978-4023313552

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「免許を取るときの最終テストを思い出すよ。きっと緊張しますよ。教官が助手席に乗っているので、ぼくもいつものとおりの運転はできなかった」

 茨城県から参加してくれたKさんも言う。

「いい勉強になりました。こんなことは、めったにありませんから。山本さんはこれからですか。頑張ってください。外で見ていますから」

 いよいよぼくの番だ。最初に教官が模範運転をする。同じことをぼくがまねる。簡単なように見えたがずいぶんご無沙汰の運転席。全身が固まった。

 頭にはどこを見ているかを調べるカメラの付いたバンド。車にはドライブレコーダーが付いていて運転を記録されるという。助手席には教官、後部座席にはフリーのカメラマンと週刊朝日の村田くみ記者。村田記者が真顔で言う。

「山本さんの運転をパソコンで見られるようにビデオ撮影してあげます。編集部の人も見ることができますからね」

 そんなことは、し、しなくていいー。シートベルトを着けながら言ったが、止める暇もなく、とにかくテストは始まった。教官が、

「はい、行きましょう。ドライブに入れて、サイドブレーキを外す」

 車はゆっくり動きだした。となりの教官が道順を丁寧に繰り返し教えてくれる。さきほど聞いたばかりなのに何度か聞き直すぼく。

「最初は3番を右に曲がって、そこをまた右。左側にある車庫に車を入れて方向を変えてください」

 車庫入れは最も苦手だ。「うまくいくかな、自信ないなー」

 われながらワーワーとやかましく泣きを入れながらハンドルを回す。寒い日だったのに、手は汗でびっしょりだ。


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