「愛欲生活15年」の全真相(上) (2/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「愛欲生活15年」の全真相(上)

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(※写真はイメージ 撮影/写真部・松永卓也)

(※写真はイメージ 撮影/写真部・松永卓也)

◆家賃を引いて給与は月20万円◆

「毎日のように買うから、好っきやなぁと思うてた。割引のサービス券をうまく使い、スタンプ五つでお茶をよくもらっとったな。そういえば割引フェアのときに天丼を頼んだこともあるし、親子丼を2カ月ほど限定発売したときは親子丼とノリ弁のセットばかり。親子丼がなくなって唐コロ弁当に変わり、昨秋からは唐コロ弁当となぜかライス二つを毎日のように頼んどった」(店長)

 明美容疑者はポシェットを斜めがけにし、封筒のカネをスタンプカードと一緒に出し、整骨院の名前で領収書をもらっていたという。

 東大阪に長年、身を隠せたのには理由がある。

 明美容疑者の正体を知らない整骨院の院長は、「吉川祥子」名義の健康保険証、厚生年金の手帳を取得し、手渡した。

 明美容疑者と接見を続ける滝本弁護士はこう言う。

「住民票もないのに、東大阪市から健康保険証と年金手帳を支給され、本人もビックリしたと話していた。年金は将来、もらうこともないだろうと思い、手帳は捨ててしまったようだ。しかし、健康保険証は保険料を支払い続け、病院へ行って診察を受けたり、薬をもらうなどしていた」

 さらに7年前には、整骨院が借り上げた高級ワンルームマンション8階の部屋を社宅として与えられた。

 家具は必要最低限で、人からもらったという14型のブラウン管の古いテレビ、パソコン、台所には冷蔵庫、鍋一つ、フライパン一つ、数枚の皿とスプーン三つ......などだった。


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