現代語訳 近代日本を形作った22の言葉 五箇条の御誓文、治安維持法、国家総動員法、日独伊三国同盟、ポツダム宣言、玉音放送、日本国憲法など教科書で存在を知っていても、実際に読んだことがある人はほとんどいないだろう。 話題の新刊 12/12 週刊朝日
天国と、とてつもない暇 第1詩集『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞した著者の第6詩集。彼女の詩は、意味の連なりとしてとらえようとすると「わからない」。しかし、言葉を絵の具として絵画のようにとらえると、たちまち鮮やかな情景が目の前にひろがる。 話題の新刊 12/6 週刊朝日
遊読365冊 時代を変えたブックガイド 編集工学者松岡正剛氏の書評サイト「千夜千冊」の原点となったブックガイド。365の書籍を1冊100字で紹介した本文は、雑誌「遊」1981年8・9月合併号の特集「読む」を基本に構成されている。 話題の新刊 12/6 週刊朝日
現在(イマ)ここで、ちゃんとやれ! そして、夢よ叫べ! かの大滝詠一氏が「日本語ロックの始祖」と呼び、熱烈なファンたちに偲ばれつつ、昨年70歳で逝去した「純音楽家」エンケン初の著書。その強烈な個性から、フォーク、パンクといった安易なジャンル分けや、音楽的な成熟すらも拒絶し、流行とは無縁に自前の音と言葉を模索し続けた。 話題の新刊 12/6 週刊朝日
戦後ゼロ年 東京ブラックホール 日本の戦後は大転換劇として語られる。焼け野原から奇跡の復興を成し遂げ、天皇は神から人間になり、民主主義が根付いた。1945年を境に国の姿はがらりと変わった。この物語から、戦後ゼロ年=終戦直後の記憶が抜け落ちている、と著者は指摘する。 話題の新刊 11/28 週刊朝日
50歳からの孤独入門 50歳ともなれば、会社員ならば出世の終着駅も見えてくる。一方で、子どもは独立し、友だちづきあいも減りがちだ。怒りっぽくなっている自分に気づき始めた人もいるかもしれない。 話題の新刊 11/28 週刊朝日
古典歳時記 「歳時記」とは四季折々の風物などを解説する書物のことだが、本書は古典文学や古くからある文化について季節ごとに章立てして解説する。平安文学が専門である著者が大学のウェブサイトに連載していたコラムをまとめたものだ。 話題の新刊 11/21 週刊朝日
ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活 国立大学を卒業したものの就職先が見つからない著者が迷い込んだのは、路上生活者たちが集う大阪市西成区の「あいりん地区」。78日間の滞在記録をまとめたのが本書だ。 話題の新刊 11/14 週刊朝日
東京輪舞 ロッキード、ソ連崩壊、オウム、地下鉄サリン、北朝鮮問題……。昭和から平成の世に起こった大事件の裏には、何があったのか。かつて、田中角栄邸の警備担当だった警察官・砂田が、己の信じる正義を胸に、警察組織に蔓延る闇に立ち向かっていく作品。 話題の新刊 11/14 週刊朝日
どこでもない場所 「道に迷ってなかなか目的地に着けないことなど日常茶飯事」との嘆き(?)で始まる身辺雑記集。NHKで広報ツイートを担当したあと退職した著者が、未体験の出来事に遭遇したドキドキをつぶさに語っていくのが面白い。 話題の新刊 11/14 週刊朝日
離島ひとり旅 日本には現在、6800以上の「島」が存在し、そのうち有人離島は418島。著者が厳選した島を、旅のエピソードを交えつつ紹介。アクセス方法、旅の心得、快適に過ごすための必需品も記されているのが嬉しい。 話題の新刊 11/7 週刊朝日
プラナカン マラッカ海峡を中心とした東南アジア各国に「プラナカン」と呼ばれる民がいる。明代の中国から渡航した華人と現地住民との子孫のことだ。彩り豊かな美術品や雑貨で知られ、政財界に影響力を持つ。新聞記者である著者が、謎の多い彼らの実像に迫った。 話題の新刊 11/7 週刊朝日
さいはての中国 「『さいはての中国』は、単純に地理的な辺境地帯だけを意味するわけではない」と著者は言う。「誰も気にとめず注意を払わない」部分にこそ中国の素顔があるとの思いでなされたルポだ。 話題の新刊 11/7 週刊朝日
K-POP 新感覚のメディア 東方神起、少女時代、KARA……2010年代はじめに日本で巻き起こった、K-POPブーム。ほどなくしてブームは収束したかのように、みえた。 話題の新刊 10/31 週刊朝日