ビッグ・クエスチョン <人類の難問>に答えよう 本書を執筆中にホーキング博士は死去した。「ビッグ・クエスチョン」とは、「神は存在するのか?」「ブラックホールの内部には何があるのか?」「タイムトラベルは可能なのか?」など10の問いだ。 話題の新刊 4/12 週刊朝日
すべてのマンションは廃墟になる 一般人が気づいていない、あるいは見て見ぬふりをしている、マンションをめぐる「やばいこと」を列挙している。あえて悲観的な側面ばかり取り上げたと著者が言っているとおり、読んでいると背筋に震えが走ってくる。 話題の新刊 4/5 週刊朝日
南極ではたらく かあちゃん、調理隊員になる 平凡な主婦が一念発起。観測隊員の試験を受け、3度目の挑戦で掴んだ夢は、「昭和基地」での南極地域観測隊の調理隊員。現地での日々を、美味しいご飯と共に綴った。 話題の新刊 4/5 週刊朝日
夏の坂道 戦後初の東大総長、というより時の首相・吉田茂を怒らせ、「曲学阿世の徒」と暴言を吐かせた政治学者というほうが通りがいいか。時代に翻弄されながらも「真善美、それに正義」の頂を目指してひたすらに学究の道を歩んだ南原繁の生涯をたどる。 話題の新刊 4/5 週刊朝日
イスラムが効く! 世界人口の4人に1人はイスラム教徒である。3分の1になるのは時間の問題。いま日本人に必要なものは、ムスリム(イスラム教信者)の「哲学」ではないのかと説く。 話題の新刊 3/27 週刊朝日
ルポ企業墓 高度経済成長の「戦死者」たち 高野山には企業が建立した墓が140基も連なる一角がある。これらは企業墓と呼ばれ、従業員や関係者が祀られている。週刊誌記者を経てフリーとなった著者が全国を回り、その実態を報告する。 話題の新刊 3/6 週刊朝日
ある葬儀屋の告白 アメリカの小さな町で家族経営の葬儀屋を営む男性の人気ブログを書籍化。著者キャレブ・ワイルドは、一時宣教師になろうとしたというだけあって、その死生観にもキリスト教の影響が色濃い。ただし、いやいや継いだ葬儀屋の仕事を通じて思索を深める果てに辿り着いた境地には普遍性があり、キリスト教に縁遠い日本人の胸にも響く。 話題の新刊 3/6 週刊朝日
天皇と日本人 近現代天皇制研究の第一人者として知られるアメリカ人の著者が、日本は国内外の力の相互作用によって形づくられてきたというグローバル・ヒストリーの視点から、平成の皇室を分析する。 話題の新刊 3/6 週刊朝日
ミッテランの帽子 パリ生まれの作家、アントワーヌ・ローランによるファンタジックな小説。レストランに忘れられた黒い帽子が、しがない会計士、愛人関係に行き詰まる若い女性、インスピレーションを失った調香師、旧家のブルジョワ男性、それぞれの人生に幸運をもたらしていく。 話題の新刊 2/27 週刊朝日
美智子さまという奇跡 皇室を取材してきた著者が、初の民間出身の皇太子妃となった美智子さまの半生を振り返る。美しい振る舞いや優れた才能、控えめな発言に触れ、これまでの「軌跡」を「奇跡」のようだと記す。 話題の新刊 2/27 週刊朝日
牙王物語 新装合本 1956年から毎日新聞に連載された動物文学が甦った。主な舞台は北海道の大雪山連峰。サーカスから逃げたオオカミを母に、北海道の猟犬を父に持つキバはヤマイヌのリーダーとして君臨する。一方で傷を手当てしてもらった牧場の娘、早苗になつく。その二面性が読者を揺さぶり続ける。 話題の新刊 2/21 週刊朝日
もっと言ってはいけない 「日本人の3分の1は日本語が読めない」「年を取るほど、親に酷似する」「日本ではかつて大虐殺があった」「東アジアにはうつ病が多い」「男は極端、女は平均を求める」 話題の新刊 2/21 週刊朝日
ピアノ・レッスン ノーベル賞作家のデビュー短篇集。今から50年前の1968年に刊行された。原題は「Dance of the Happy Shades」で、これはグルックの歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」中の一曲「精霊たちの踊り」を示している。 話題の新刊 2/14 週刊朝日
彼女たちがやったこと 「あなたの子ども、私が産んであげる」。子どもに恵まれず、DV夫からの暴力に耐えかねた紀子の心を救ったのは、親友の詩織の一言だった。彼女は、裕福な家庭に育ち、学生時代から成績優秀な美人。一方、貧しい母子家庭に育ち、何をしても冴えない紀子。正反対の2人は14歳のある夜「親友の誓い」を立てたのだった。 話題の新刊 2/14 週刊朝日