角田奈穂子 「執筆にプレッシャー」音楽雑誌の編集者、“細野晴臣”の音楽史通し“日本”の音楽史を紐解く AERAで連載中の「この人この本」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。「書店員さんオススメの一冊」では、売り場を預かる各書店の担当者がイチオシの作品を挙げています。 読書 2/21
山田清機 ある女性タクシードライバーの「現実」 “強さ”と“弱さ”が見せるリアル ノンフィクションライター・山田清機氏による『東京タクシードライバー』(朝日文庫・第13回新潮ドキュメント賞候補作)。山田氏がタクシードライバーに惹かれ、彼らを取材し描き出した人生模様は、決してハッピーエンドとは限らない。にもかかわらず、読むと少し勇気をもらえる、そんな作品となった。今回はある女性ドライバーのストーリーをお届けする。失敗ばかりでもタクシードライバーを続ける彼女の「現実」とは……。 朝日新聞出版の本読書 2/20
1冊10分で読めるビジネスパーソン向け本の「要約サービス」隆盛の兆し 本とのミスマッチなくす 一冊の本の要点をまとめて提供する「要約サービス」が隆盛の兆しを見せている。読みたい本に効率良く出合うだけでなく、思いがけない本との出合いもサポートする。AERA 2021年2月22日号から。 読書 2/20
慰安婦報道関連裁判で敗訴した元朝日新聞記者の植村隆氏は、それでもなぜ「裁判内容では勝った」と主張したのか? 植村隆・元朝日新聞記者が、ジャーナリストの櫻井よしこ氏らに名誉を傷つけられたと訴えた裁判。最高裁で敗訴が確定しながら、植村氏はなぜ「裁判内容では勝った」と主張したのか――。 朝日新聞出版の本読書 2/20
水野美紀 水野美紀 24歳、事故で全盲に…そこからが凄かった旅カメラマン「おーちゃん」の世界 水野美紀さん イラスト:唐橋充 42歳での電撃結婚。そして伝説の高齢出産から3年。母として、女優として、ますますパワーアップした水野美紀さんの連載「子育て女優の繁忙記『続・余力ゼロで生きてます』」。今回は、ネットのトークイベントで出会った、全盲のカメラマン「おーちゃん」の凄さについてお届けします。 子育て女優の繁忙記「続・余力ゼロで生きてます」水野美紀読書 2/18
推し、燃ゆ 青春の只中にいる人が書いた青春小説は、題材も文体も年長の読者をたじろがせるものと決まっている。今期芥川賞を受賞した宇佐見りん『推し、燃ゆ』もそういう種類の作品だ。 今週の名言奇言読書 2/12 週刊朝日
地方選 無風王国の「変人」を追う 著者自ら首長選の現場を旅して書いた、異色のルポだ。地方の首長選というと無投票による多選のイメージが強い。もし仮に選挙が行われても、現職の再選率が84・2%といわれている。 話題の新刊読書 2/12 週刊朝日
暗がりで本を読む 本好きには、暗がりで本を読む人が多いように思う。自分の領域を守るように、他者の領域を侵さないように。著者もおそらくその一人であろう。暗がりのなかで、読み終えた本についてぽつりぽつりと短い言葉で過不足なく語る。その言葉はとても慎重で、だからこそ信用できる。 話題の新刊読書 2/12 週刊朝日
影に対して 母をめぐる物語 昨年、遠藤周作の未発表作品が長崎市の文学館で発見された。1963年3月以降に書かれたようだが、『影に対して』と題されたその中篇小説は、この本にも収められた6篇の短篇作品と同じく、実母への思慕に満ちた物語となっていた。 ベスト・レコメンド読書 2/12 週刊朝日
東日本大震災から10年…震災直後の南三陸町で送った極限の日々 あの日、記者は何を見たのか? 東日本大震災から、まもなく10年を迎える。震災直後の宮城県南三陸町での極限の日々を克明に綴った『災害特派員』の著者で、気鋭のルポライターとしても知られる朝日新聞記者の三浦英之氏が、あの日、津波被災地の最前線の現場で何を見て、何を感じたのか――。思いを寄稿した。 朝日新聞出版の本東日本大震災読書 2/11
「弱いなら死ねば」と思っていた10代…初のA級・棋士山崎隆之八段の苦難の道 2021年2月4日、第79期将棋名人戦・B級1組順位戦の12回戦が行われ、山崎隆之八段のA級への昇級が決まった。A級は名人挑戦権を争うことができる最上位のクラス。山崎八段がA級に参戦するのは初めてのことになる。 朝日新聞出版の本読書 2/8
明智光秀の謀叛の理由…“本能寺の変”めぐる黒幕の存在「全11説」を一挙公開 1年余続いた大河ドラマ「麒麟がくる」もいよいよクライマックスへ! 劇中では、将軍・足利義昭、帝(みかど)、徳川家康、松永久秀ら、光秀が心を通わせた人々の思いを背負って、決起へ――という流れになっているが、真実はどのようなものだったのか? 今回は、本能寺の変をめぐる黒幕の存在について、ズバリ読み解いた。『歴史道 Vol.13』(週刊朝日MOOK)より特別に紹介する。 朝日新聞出版の本歴史読書 2/7
左翼の逆襲 このタイトルを見て「えっ、ゲバルトの復活?」と思った方もいるかもね。その推測は半分はまちがっているけど、半分は当たっている。松尾匡『左翼の逆襲』の副題は「社会破壊に屈しないための経済学」。ゲバルトはともかく私たちはかつての労働者の精神を取り戻すべきだ、というのが本書の主張だ。 今週の名言奇言読書 2/5 週刊朝日
作詩の技法 1980年に出版されたエッセイを加筆修正の上、再刊したものだが、図らずもこれが遺作となってしまった。一時代を画した作詩家であり、作家としても活躍したなかにし礼が、実践的な作詩術を披露している。あえて作“詩”と銘打っているのは、“詞”を貶めようとする世間の風潮に抗う意識的なものだ。 話題の新刊読書 2/5 週刊朝日
古谷ゆう子 「誤解されるくらいなら…」鈴木保奈美、初のエッセー集で“自分公認の自分”さらけ出す AERAで連載中の「この人この本」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。「書店員さんオススメの一冊」では、売り場を預かる各書店の担当者がイチオシの作品を挙げています。 読書 2/5
doctorに「改ざんする」の意味も 「1つの意味だけ」覚える英語勉強法の弊害 作家の片岡義男さんが選んだ「今週の一冊」。今回は橘永久氏、ジェフリー・トランブリー氏の著書『日本人の9割がじつは知らない英単語100』(ちくま新書/800円・税抜き)。 読書 2/4 週刊朝日
レイシズムとは何か BLM(ブラック・ライブズ・マター)の嵐が吹き荒れた昨年の米国。それを見て日本には人種差別はないもんねと考えるのは大間違い。梁英聖『レイシズムとは何か』は人種差別を学ぶための最良のテキストだ。 今週の名言奇言読書 1/29 週刊朝日