
「朝日新聞出版の本」に関する記事一覧



SNS時代の写真ルールとマナー
スマートフォンの普及とともに激変する写真環境。今日、新たに発生する肖像権・著作権の問題点を、実例とともにQ&A形式で解説した。 「アマチュア写真家がインターネット上で写真を公開すると問題があるのか?」「ママ友同士の集まりで撮った写真をSNSにアップしたい」といった素朴な疑問から「見えているものを撮る自由はどこまで許されるのか」「公人・私人の肖像権はどう異なるのか」などやや抽象度の高い問いに至るまでが、幅広く網羅される。 写真は撮影者と被撮影者のコミュニケーションの産物であり、「撮られる側」への配慮や感謝が大切であるという視点が、繰り返し強調される。「権利侵害」を意識しすぎては何も撮れない。写真を「楽しむ」という気持ちを忘れないためにこそ、目を通したい。



特集special feature






日本で老いて死ぬということ
約650万人いる「団塊の世代」が75歳以上となり、医療や介護の提供が追いつかなくなる「2025年問題」。最期を、あるいは終末期をどう迎えるか。朝日新聞横浜総局の記者が、約3年かけて介護現場などを歩き、書き上げた。 本書では、妻と両親を一度に介護する「3人介護」、親の介護と子育てが同時期に訪れる「ダブルケア」などの体験や、1970年代末にできた高齢化が激しく進む団地の実像などを通じ、容易に解決できない「根の深さ」を鮮明に描く。 その一方、家族のように接する在宅医や訪問看護師らの奔走する姿や先進的な取り組みから、記者らは「幸福な看取りや介護は可能なのか」という問いかけを念頭に、その糸口を探ろうと模索する。 現場は主に神奈川だが、そこからは日本が抱える課題が見えてくる。
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教育・ライフ

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