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「朝日新聞出版の本」に関する記事一覧

8月号地図研究家 今尾恵介 Imao Keisuke『鉄道唱歌』が売れに売れた理由
8月号地図研究家 今尾恵介 Imao Keisuke『鉄道唱歌』が売れに売れた理由 東海道線や中央線がまだ「国鉄」だった頃、特急や急行の車内アナウンスの前によく流れたオルゴールの旋律といえば、多くの人がまっ先に思い浮かべるのが『鉄道唱歌』ではないだろうか。その第一集の冒頭第1番の歌詞「汽笛一声新橋を はや我が汽車は離れたり……」は有名だが、その先も品川、大森、川崎、神奈川……と線路に沿って延々と続いていく。ちなみに終点の神戸は第65・66番である。
8月号小児精神科医・青山学院大学教授 古荘純一 Furusho Jun―ichi災害弱者としての発達障害者
8月号小児精神科医・青山学院大学教授 古荘純一 Furusho Jun―ichi災害弱者としての発達障害者 今年4月に熊本で震災が発生した。被災された方には心からお見舞いを申し上げる。復旧が早く、すでに報道で取り上げられることも少なくなった。しかし、生活の基盤がまだ回復していない人や、エコノミークラス症候群、大雨による土砂災害、心的外傷後ストレス障害などの二次被害に悩まされている人がいることも忘れてはならない。
「このままでは死者がでる!」 沖縄・高江で見た国家権力によるむき出しの暴力
「このままでは死者がでる!」 沖縄・高江で見た国家権力によるむき出しの暴力 ヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)建設問題に揺れる東村高江は、沖縄県の北部、やんばるとよばれる亜熱帯森林のなかにある約150人の住民が暮らす小さな集落だ。高江は米軍北部訓練場の真横に位置しており、現在でも、昼夜問わず毎日のようにヘリが飛んでいる。
芥川賞作家・村田沙耶香のコンビニ以外の「自分の場所」
芥川賞作家・村田沙耶香のコンビニ以外の「自分の場所」 この7月に『コンビニ人間』(文藝春秋)で第155回芥川賞を受賞した村田沙耶香。受賞作の主人公は幼い頃から周囲と自分の価値観にズレを感じており、コンビニのバイトを始めてようやく心の安寧を得、以降18年間<コンビニ店員>というアイデンティティを拠り所にして生きてきた女性。彼女の日常が、新人バイトによって乱されていく顛末がユーモラスに描かれる。
カレー粉・スパイスではじめる 旨い! 家カレー
カレー粉・スパイスではじめる 旨い! 家カレー ホフディラン・小宮山雄飛。ミュージシャンの彼が、なぜ「カレー本」なのか。簡単。カレーが大好きだから。  もともと食べること、料理が大好き。料理にとどまらず、コラム執筆、Tシャツデザイン、ウェブプロデュース、興味を持ったものを仕事につなげていく、ある意味“プロの趣味人”によるレシピ本。  ハードルをあげず、材料や器具、作り方などはシンプルに。誰でも気軽に、“旨い”カレーが作れる構成。本書のコラムで、“家カレー”と銘打ちながら、家庭でいわゆる「おうちカレー」を食べた経験がないという衝撃。外で食べて「なんだ、このおいしい食べ物は!」と感激した食べ物、それがカレーだったことに再び衝撃。  シンプルでありながら奥の深いスパイスの海へ、自宅から漕ぎ出すための海図的一冊。

この人と一緒に考える

沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか
沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか 「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」「左翼勢力に乗っ取られている」。自民党周辺から、琉球新報、沖縄タイムスの2紙を目の敵にするような発言が昨年以降、相次いでいる。沖縄の新聞は特殊なのか。著者は2紙で働く現場の記者に会い、真意を探る。  出身も年齢も基地問題への距離も異なる。基地問題を安全保障でなく、人権問題と捉えている点だけが共通する。オスプレイの爆音に耐え、米国軍人の犯罪が見逃される日常。なぜ、沖縄だけが不条理に苦しむのか。  記者の視点を通している時点で完全な客観性は存在しない。それは基地賛成派の意見も同じだ。2紙の記者たちも偏向と指摘されることを否定はしない。ネットで拡散する情報を疑い、自分の頭で考えてほしい。彼らの「偏向」は思考停止になっている人々への怒りである。

特集special feature

    医学部に“超”強い高校は? 地方別 医学部合格者数ランキングで徹底分析
    医学部に“超”強い高校は? 地方別 医学部合格者数ランキングで徹底分析 近年の医学部人気で、受験の難易度は高まる一方だ。比較的入りやすい医学部でも偏差値60前後と、生半可な勉強では合格できない。医師になると決めたら、できるだけ早く対策を始めるのが賢明だ。週刊朝日ムック『医学部合格「完全」バイブル2017』では、医学部に強い高校を特集。受験競争を勝ち抜くための「医学部強豪校」の選び方を、専門家が分析した。
    7月号ミュージシャン 小宮山雄飛(ホフディラン) Komiyama Yuhiカレーの履歴書
    7月号ミュージシャン 小宮山雄飛(ホフディラン) Komiyama Yuhiカレーの履歴書 本業はミュージシャンながら、年間200軒のカレー屋巡りと、家でも200食近くカレーを作る僕ですが、カレーとの出会いはちょっと変わっています。というのも僕の家にはいわゆる「おうちカレー」がなかったのです。うちの母は家族の健康を考えて、食卓においてできるだけ自然の素材にこだわり、いわゆる「できあい」のものを使わないというポリシーを持っていました。なので、うちではレトルトや缶詰のカレーが食卓に上がることはなく、カレールゥすら使わない主義でした。といって、インド料理の知識があるわけでもない母が、ルゥを使わずに一からスパイスを調合してカレーを作るなんてのは不可能。その結果、母はカレーに関してとてもシンプルな結論に達しました。

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