AERA with Kids+ Woman MONEY aerauniversity NyAERA Books TRAVEL

「出産と子育て」に関する記事一覧

この人と一緒に考える

ストーカー被害 防犯に有効なふたつの「武器」とは
ストーカー被害 防犯に有効なふたつの「武器」とは 高校生の鈴木沙彩さん(18)が、以前に交際していた無職池永チャールストーマス容疑者(21)からストーカー行為を受け、殺害されるという痛ましい事件が起きた。東京都三鷹市で起こったこの事件は、犯行の4日前と当日朝、家族や担任が警察に相談していたにも関わらず防ぐことができなかった。
“避妊の仕方”だけでなく“正しい妊娠の仕方”の教育を 
“避妊の仕方”だけでなく“正しい妊娠の仕方”の教育を  「赤ちゃんの日」でもある10月10日、東京・下北沢の本屋B&Bでトークイベント「吉村泰典×細川モモ“今日からはじめる妊活”」が行われた。「妊活」とは、妊娠するためにカップルが積極的に活動すること。基礎体温をつける、食生活を改善する、また病院に行って検査や不妊治療を受けることなどを指す。日本産婦人科学会理事長の吉村泰典さんと、ミス・ユニバース・ジャパンのオフィシャルトレーナーでもある栄養コンサルタントの細川モモさんがゲストとして参加した。
ルポ 産ませない社会
ルポ 産ませない社会 大胆な題名だが、嘘ではないのかもしれない。出産や育児に関わる女性や医師からの聞き取りを中心にした本書を読んで思った。  浮き彫りになるのは妊娠した女性たちの疲弊した現状だ。第一子の出産を機に四割の女性が「出産退職」し、「妊娠解雇」「育児退職」も少なくない。それを恐れ妊娠を先延ばしにすれば、ハイリスクな「高年齢出産」が待つ。「育休三年」で解消する問題とは言えない。  出産や医療の現場にも根深い歪みがある。産婦人科医や助産師の人手不足、病院の経営重視などから、必要ない「帝王切開」の比率が年々上昇。産業のように「ベルトコンベア化」されたお産に、携わる者も辟易している。病弱な乳幼児のケア、母親の育児放棄や虐待も大きな課題だ。  根底には、核家族化や職場の理解不足による妊婦の孤立がある。最終章では、デイサービスと保育所を一体化させた施設や子持ちの女性だけが所属する事業部が紹介される。未来を変えるのは、互いの困難を他人事にしない姿勢だ。「産める社会」への道はまだ閉じていないと感じる。

特集special feature


    カテゴリから探す