「アレフ脱会信者」が語る教団内部の実態 「グルに命じられたら火の中でも飛び込まなければいけない」 1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件から30年がたった。事件を起こしたオウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の死刑も執行されたが、公安調査庁は同教団の後継団体はいまだ3つあるとみている。そのひとつ「アレフ」について、同庁は「現在も麻原への帰依を続け、事件当時を知らない若い世代をターゲットに勧誘活動を行っている」と警戒を続ける。約5年前にアレフに入信し、その後脱会した20代の女性がAERAの取材に応じ、アレフの勧誘の手口や“麻原信仰”の実態について証言した。 オウム真理教アレフ地下鉄サリン事件 4/20
夏原一郎 滝本太郎弁護士が語る「オウム後継団体」と「信者」の30年 「麻原信奉のまま脱会する出家者が増えた」 オウム真理教問題の心理面での第一人者として、脱会信者のカウンセリングに努めてきた弁護士の滝本太郎氏(68)。地下鉄サリン事件から30年たった今、滝本氏の目には、「オウム真理教」の後継団体や信者たちの動向はどう映っているのか。事件が起きた1995年当時と今とでは、脱会者の「性質」が大きく異なるという。 オウム真理教アレフひかりの輪滝本太郎 3/22
夏原一郎 オウム元幹部「上祐史浩氏」が語る“公安監視”と“アレフ”との30年 「アレフ信者の脱会支援を200件近くしてきた」 オウム真理教の枢要な幹部で、事件後は麻原家との路線対立でアレフを脱会、あらたな組織「ひかりの輪」を運営している上祐史浩代表。事件から30年を機に話を聞くと、アレフ内に異変の兆しを感じているといい、「オウム的なものの根絶に努めていきたい」と繰り返した。 アレフひかりの輪オウム真理教上祐 3/21
オウム後継「アレフ」で進行する“弱体化” 「悪化する資金繰り」と幹部の離脱 オウム真理教の信者が地下鉄にサリンをまき、史上最悪の宗教テロを引き起こしてから30年が経過した。麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の教えを今も忠実に守り続けているとされるのが、後継団体「アレフ」だ。近年は、団体規制法(無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律)に基づく活動制限で運営の資金繰りが悪化し、組織の弱体化が進むなか、麻原ファミリー介入も取り沙汰される。追い込まれた教団はかつてのように潜在化、先鋭化の道をたどることになるのだろうか。 アレフオウム真理教地下鉄サリン事件 3/20
元警察庁幹部「オウム対策に参考にしたのは『大本事件』」 捜査の過程を初めて詳細に証言 オウム真理教による地下鉄サリン事件(1995年3月20日)の発生から30年が経過する。多くの犠牲者が出たことや被害者を救済できなかったことへの問いかけは、歴史的にも、未だ明確な答えを得ているわけではない。そのなかで今回、当時の刑事警察のトップであり、警察側で当事者中の当事者といえる垣見隆氏が、いかにオウム事件に対峙したのか、初めて詳細に証言した。警察はオウムとどう向き合っていたのか。そして、地下鉄サリン事件は防ぐことはできなかったのか。(第3回/全3回) 地下鉄サリン事件オウム真理教 3/20
松本サリン事件でオウムの関係浮上 第一通報者・河野さんへの対応は? 元警察庁幹部が証言 オウム真理教による地下鉄サリン事件(1995年3月20日)の発生から30年が経過する。多くの犠牲者が出たことや被害者を救済できなかったことへの問いかけは、歴史的にも、未だ明確な答えを得ているわけではない。そのなかで今回、当時の刑事警察のトップであり、警察側で当事者中の当事者といえる垣見隆氏が、いかにオウム事件に対峙したのか、初めて詳細に証言した。警察はオウムとどう向き合っていたのか。そして、地下鉄サリン事件は防ぐことはできなかったのか。(第2回/全3回) 地下鉄サリン事件オウム真理教 3/20
オウムは「変わった団体」「犯罪集団の認識なかった」 元警察庁幹部が証言 危機意識が変わった瞬間 オウム真理教による地下鉄サリン事件(1995年3月20日)の発生から30年が経過する。多くの犠牲者が出たこと、そして救済できなかったことへの問いかけは、歴史的にも、未だ明確な答えを得ているわけではない。そのなかで今回、当時の刑事警察のトップであり、警察側で当事者中の当事者といえる垣見隆氏が、いかにオウム事件に対峙したのか、初めて詳細に証言した。警察はオウムとどう向き合っていたのか。そして、地下鉄サリン事件は防ぐことはできなかったのか。(第1回/全3回) 地下鉄サリン事件オウム真理教 3/19
上田耕司 松本元死刑囚の遺骨は次女へ引き渡し命令 坂本堤弁護士の同僚が心配する「被害者たちの心情」 オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の遺骨などについて次女が国に引き渡しを求めていた訴訟で、東京地裁は13日、次女に遺骨を引き渡すよう国に命じる判決を言い渡した。 麻原彰晃オウム真理教遺骨 3/15
サリン事件被害者の支援NPOが活動終了 手探りで組み立てた「支援モデル」将来世代へ 28年前の地下鉄サリン事件で「被害者への支援」を手探りで続けてきたNPOが活動を終える。スタッフは、今後もいつ起きるか分からない事件への対応を「風化にあらがって語り継ぐ」。AERA 2023年11月27日号より。 地下鉄サリン事件オウム真理教 11/25
野村昌二 カルトに狙われやすい4月は要注意! 「危ない宗教」を見分ける2つのポイント 新生活がスタートし、出会いも多くなる4月、若者にとってはカルト教団に狙われるやすい時期でもある。AERA2020年3月23日号では、カルトに狙われやすい若者の特徴、見分けるポイントを紹介する。 オウム真理教 3/21
野村昌二 「いいね」で接近…カルト勧誘の舞台はSNSへ “偽女子会”に誘導する手口も 1995年のオウム真理教による「地下鉄サリン事件」から25年──。社会はカルトへの警戒感を強めるが、今も水面下で活動を続けている。AERA2020年3月23日号では、主戦場を路上からSNSに移したカルトの勧誘手口を紹介する。 オウム真理教 3/20
上祐史浩「オウムは霊的ベンチャー企業」若者たちを吸い寄せた背景 平成を象徴するオウム真理教事件。華やかなバブルの時代に、なぜエリートの若者たちがオウムに吸い寄せられたのか。発生当時から取材を手がけたジャーナリスト・青木理氏がリポートする。 オウム真理教 4/11
松岡かすみ オウムを追い続けた江川紹子が今感じる「カルト化する現代の空気」 長きにわたってオウム真理教の取材を続けてきたジャーナリストの江川紹子さん。事件から何を教訓とすべきなのか、そして江川さんの目に現代社会はどう映るのか、作家の林真理子さんが聞きました。 オウム真理教林真理子 10/12 週刊朝日
今西憲之 オウム岡崎死刑囚は27日Xデ―予言「執行前は真っ青に…」 上川法相を自民党は選挙で優遇も 29人の死者を出した松本・地下鉄両サリン事件などで死刑判決を受けた13人すべての死刑が執行され、多くの謎を残したまま、オウム真理教事件は終焉した。 オウム真理教 7/29
オウム豊田亨死刑囚 執行までの3週間に親友が見た苦悩 麻原執行後に筆記具を取り上げられた 極限状況の3週間を、拘置所でどう過ごしたか。麻原執行後、豊田亨死刑囚と面会を重ねた伊東乾氏が寄稿した。 オウム真理教 7/28
今西憲之 14人目の死刑囚になるはずだった村井秀夫 母親が語ったその闇とは? 松本・地下鉄両サリン事件などで29人の死者を出した一連のオウム真理教事件で死刑判決を受けた林(現姓・小池)泰男死刑囚(60)ら6人の刑が26日、執行された。林死刑囚のほか、岡崎(現姓・宮前)一明(57)、横山真人(55)、豊田亨(50)、広瀬健一(54)、端本悟(51)ら5人。オウム事件での死刑囚は計13人で、教祖の麻原彰晃元死刑囚(本名・松本智津夫)ら7人は7月6日にすでに執行されていた。 オウム真理教 7/26 週刊朝日
“オウムシスターズ”次女と交際を黙認された端本悟の怒り「麻原さんを許せない」 <教団エリートの「罪と罰」(6)> 医師、弁護士、科学者……「宗教国家」を夢想した麻原彰晃の下には、高学歴で才能あふれるエリートが集まっていた。26日に死刑が執行された、勝手気ままな「フリーマン」端本悟と証言を拒んだ「沈黙の男」横山真人。地下鉄サリン事件から17年となった2012年、最後の特別手配犯3人の逃亡生活にピリオドが打たれた年に発売された『週刊朝日 緊急臨時増刊「オウム全記録」』では、オウム真理教を徹底取材。麻原の操り人形として破滅へと堕ちていった彼らの、封印されたプロファイルをひもとく――。 オウム真理教 7/26 週刊朝日
物理の秀才・広瀬健一が麻原の「浮揚」を信じた瞬間 <教団エリートの「罪と罰」(5)> 医師、弁護士、科学者……「宗教国家」を夢想した麻原彰晃の下には、高学歴で才能あふれるエリートが集まっていた。26日に死刑が執行された、東大卒の死刑囚・豊田亨、麻原の「浮揚」信じた物理の秀才・広瀬健一。地下鉄サリン事件から17年となった2012年、最後の特別手配犯3人の逃亡生活にピリオドが打たれた年に発売された『週刊朝日 緊急臨時増刊「オウム全記録」』では、オウム真理教を徹底取材。麻原の操り人形として破滅へと堕ちていった彼らの、封印されたプロファイルをひもとく――。 オウム真理教 7/26 週刊朝日
誰より多くサリンを撒いた「殺人マシン」林泰男の意外な素顔 <教団エリートの「罪と罰」(4)> 医師、弁護士、科学者……「宗教国家」を夢想した麻原彰晃の下には、高学歴で才能あふれるエリートが集まっていた。26日に死刑が執行された、恋人と逃亡続けた「殺人マシン」林泰男と幼少期の不遇から“愛”求め出家した岡崎一明。地下鉄サリン事件から17年となった2012年、最後の特別手配犯3人の逃亡生活にピリオドが打たれた年に発売された『週刊朝日 緊急臨時増刊「オウム全記録」』では、オウム真理教を徹底取材。麻原の操り人形として破滅へと堕ちていった彼らの、封印されたプロファイルをひもとく――。 オウム真理教 7/26 週刊朝日
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