「相手の気持ちを考えることに驚いた」アスペルガー男性を変えたきっかけ
AERA本誌が昨年12月に報じた、アスペルガー症候群の夫に苦悩するカサンドラの妻たちの声を伝えた記事は大きな反響を呼んだ。パートナーの気持ちを理解しようと動く夫たちがいる。AERA2020年1月27日号から。* * * アスペルガー症候群(AS)などの発達障害と夫婦関係を専門とする臨床心理士の滝口のぞ...
本誌が昨年12月に報じた、アスペルガー症候群の夫に苦悩するカサンドラの妻たちの声を伝えた記事は大きな反響を呼んだ。パートナーの気持ちを理解しようと動く夫たちがいる。AERA2020年1月27日号から。* * * アスペルガー症候群(AS)などの発達障害と夫婦関係を専門とする臨床心理士の滝口のぞ...
昨年12月、掲載したアスペルガー症候群の特性を持つ夫の言動に絶望するカサンドラ妻の記事に大きな反響が寄せられた。AERA 2020年1月27日号では、妻の怒りにいまいちピンとこないながらも「変わりたい」と望む、夫側の声も聞いた。* * * シルバーグレーのコートに身を包み、待ち合わせ場所に現れ...
アスペルガー症候群の特性「共感性欠如」に苦しむ妻たちがいる。心を通い合わせられない孤独と、周囲に理解してもらえない2つの孤独に苛まれる。そんな「カサンドラ症候群」の妻は夫とどう向き合えばいいのか。AERA 2019年12月23日号から。* * * 臨床心理士で、夫婦関係と発達障害が専門の青山こ...
発達障害の一つ、自閉症スペクトラム障害(ASD)は遺伝するのか? という相談に対し、千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師は、前々回の本コラムで「これまでの研究から遺伝的要因が存在していることは明らかと思われるものの、それだけが原因ではないとする研究結果もあるのが現状です」と回答しました。遺...
タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。* * * 昨年、軽度のADHD(注意欠如・多動症)であることを公...
職場で大人の発達障害の模索が続いている。職場に隠したまま働く「クローズ就労」に悩む当事者、そして彼らと働く人々の苦労もある。そんな中、発達障害の人を積極的に採用する職場が存在する。「共生」に必要なヒントがあった。* * * 教育の現場と比べ、お互い成人していることが多い就労の現場では、困難さは...
発達障害を持つ当事者の苦悩もあれば、共に働くことで生じる苦労もある。職場の本音に耳を傾ければ、「共生」に必要な課題も見えてくる。* * * うつむき加減の横顔に苦渋がにじんだ。「しんどい思いをしながら、職場にしがみついています」 20代の男性会社員は2年前、ADHDとASDの診断を受けた。職場...
発達障害という言葉はすっかりおなじみになった。気が散りやすかったり、他人と意思疎通しにくかったり、そんな子どもが増えている。原因として注目されているのが農薬との関係だ。食べ物に含まれる化学物質が、子どもの脳の発達に悪影響を与える……。作家・ジャーナリストの青沼陽一郎氏が...
発達障害の原因として農薬との関係が注目されている。1990年ごろから急速に広まったネオニコチノイド系農薬が、子どもの脳の発達に悪影響を及ぼす見解が世界で報告されているのだ。そんな恐ろしいことが指摘されているにもかかわらず、日本の対策は遅れている。作家・ジャーナリストの青沼陽一郎氏がレポートする。*...
発達障害を抱える学生は、この5年で約3倍になった。修学支援が整うなか、就活・就職後に初めてつまずくケースも少なくない。社会に出る前に特性を受容し、対処法を身につける。そんなきめ細かな就活支援が広がりつつある。* * * たった1枚の履歴書に、丸1日。朝から書き始めて、徹夜しても仕上がらなかった...