
ポーラの102歳現役美容部員に「美へのこだわり」を聞いてみた 米を研ぐたびに「マニキュアは塗り直す」
「マニキュアを塗ると、自分の気持ちがピシッと整うんです」と語る102歳現役美容部員堀野智子さんに「手元の美学」を聞いてみた。長く細い指先に、控えめな色のマニキュア。華やかさではなく、丁寧さと自分らしさを大切にしてきた堀野さんにとって、爪先のおしゃれは「心の整える技法」でもあります。 戦後、マニキュアが一般化していく時代の変化に喜び、「おしゃれを楽しめるって、なんて自由で素敵なんだろう」と感じた堀野さん。今でもお米を研ぐたびに塗り直し、「ちゃんとマニキュアまでしている自分」に満足する姿勢に、美しさとは年齢でなく「心の持ち方」で決まるのだと気づかされます。堀野さんの最新刊『102歳、今より元気に美しく』(朝日新聞出版)から一部を抜粋・加筆再編集して公開します。