


歴代で最も評価する自民党総裁は?安倍晋三・田中角栄・小泉純一郎…アンケートで見えた地方議員の本音
7月8日、選挙演説中に安倍晋三元首相が銃撃された事件は、国内外に大きな衝撃を与えた。安倍氏は首相引退後も自民党の最大派閥「清和会」の領袖(りょうしゅう)として、影響力を持ち続けた。その影響は当然ながら、自民党に所属する全国津々浦々の地方議員にも及んでいる。2018年に行われた自民党総裁選の際に地方議員を対象に行ったアンケートでは、「歴代で最も評価する自民党総裁」として安倍氏と田中角栄氏を推す声が突出していた。二人が地方議員から支持される理由は何か。朝日新書『自民党の魔力』(蔵前勝久著)から、一部を抜粋して解説する。(文中の肩書は当時のもの)



廣瀬陽子教授が指摘する「ロシアの誤算」と最も恐れるべき「プーチンの自暴自棄」
ロシアのウクライナ侵攻から4カ月余りが過ぎたが、依然として先行きは不透明だ。ロシアはこの状況を予想できていたのか? 国際政治学者のフランシス・フクヤマが近著『IDENTITY(アイデンティティ)』で説いた「承認欲求で歴史は動く」という考え方。今回の侵攻は、まさにプーチン大統領が募らせていた承認欲求と、それが満たされないどころか自身の尊厳が崩され続けているといった被害妄想が積み重なり、直接的に戦闘に駆り立てられたのでは、と分析する慶應義塾大学総合政策学部教授の廣瀬陽子さんに、ロシアの誤算と一番の恐怖について解説してもらった。




