放送作家の鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさん

 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、血圧とストレスについて。

【写真】100キロ超の鈴木おさむさんがキックボクシングをする様子はこちら

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 50歳。103キロ、血圧アベレージで160超え。下も100超え。さすがに、脳と心筋梗塞が怖くなり、ダイエットを始めたと言いました。

 基本、野菜多めで、炭水化物をかなり減らしています。始めてから10日ほどたちましたが、あらためて50代って本当に体重落ちないんだなと実感しています。40歳の時にダイエットしたときは、ある程度までいくと一気に落ちて、寝ていても体重が落ちました。

 食事制限してるのに10日たっても100キロを切らず。血圧もあまり下がらず。

 そこで、始めました。キックボクシングです。

 元ヘビー級チャンピオンで羅王丸というキックボクサーがいまして。彼はすでに引退しているのですが、最近、ずっと勤めていた警備会社を辞めて、独立して「レンタルガード」という誰でも気軽に頼めるボディーガード会社を立ち上げたと連絡してきたのです。

 立ち上げたはいいけど、まだ仕事のオファーが来ないことを相談したいと。で、話を聞いてるうちに、個人でパーソナルトレーナーもやっているという話になり。

 僕の仕事場の1階にはスタジオがありまして。そこを使えばトレーニングできるんじゃないかと。

 そこで思いついてお願いしたところ、「ぜひ」と。その翌週から早速、キックボクシング教室、始まりました。

 ネットで調べてみると、キックボクシングは運動量が多いので、体重と血圧で悩んでいる人にはいいという書き込みをしている人が結構いまして。

 そして、トレーニング前日、久々に会った僕より5歳ほど年上のディレクターさんが、血圧で悩んでいたと。上が160で下が140。片頭痛が止まらなかったと。

 だけど、ボクシングを習ったら「下がった」と言うんです。

 そして初日のトレーニング。ストレッチから始まり、まずは鏡の前で構え。そして、ジャブ、ストレート。羅王丸先生が持つミットめがけてミット打ち。

キックボクシングのトレーニングの様子=本人のインスタグラムから
キックボクシングのトレーニングの様子=本人のインスタグラムから
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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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