渋野日向子は本物か? 早熟女子ゴルファーはなぜ「短命」が多いのか (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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渋野日向子は本物か? 早熟女子ゴルファーはなぜ「短命」が多いのか

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渋野日向子は活躍を続けられるのか? (c)朝日新聞社

渋野日向子は活躍を続けられるのか? (c)朝日新聞社

 また堀も、2013年に2勝を挙げ賞金ランクは前年の72位から10位へと躍進したが、2015年にシード落ち。そこから2年間はプレーした試合全てで予選落ちを喫し、今季も5試合に出場しているがやはり予選で姿を消している状態だ。

 渡邉も身長172センチの恵まれた体格から繰り出されるティーショットが魅力で、2015年には賞金ランク6位となったが、これがピーク。ここからはシーズンごとに成績を落とし、今季は先週まで17試合で予選落ちする結果となっている。

 このようにツアーのトッププロとなった彼女たちが、長く同じようなプレーができない理由はどこにあるのだろうか。中井学プロによれば、その要因は大きく分けて2つあるという。

「プロテストを突破して、1勝目、2勝目くらいまでは勢いで行けることがあります。ただそこで調子が悪くなった時に、不調になった原因が分からず苦しんでいるようです。上手になった過程を、上手に踏めていない場合があります」

 女子プロたちは、小さな頃からプロゴルファーになるために、日夜、ゴルフに取り組んできた。当然、ゴルフは上手い。彼女たちの努力に対して中井プロも「本当に尊敬に値する」と頭が下がるという。

 しかし、そんな彼女たちはプロとなり、試合で良いスコアを出すわけだが、その結果がどうして起きているのかを理解していないというのだ。上手くなった理由が分からなければ、悪くなった理由も分からないということ。勢いの良い上昇気流にも乗るが、一旦、歯車が狂うと急降下。落下速度を落としたり、再び上昇気流に乗せる術を見い出せないのだ。

 中井プロは続ける。「2つ目の原因として考えられるのがバーンアウトでしょう。彼女たちはジュニアの時代からゴルフを生活の中心にしてきました。優勝して目標を達成し、その後も休みなく試合に出続けていると、さすがに疲弊してしまいます。最近は20代前半でトップに立つことが少なくないですが、それ故、バーンアウトも早いのではないでしょうか」。


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