渋野日向子は本物か? 早熟女子ゴルファーはなぜ「短命」が多いのか (3/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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渋野日向子は本物か? 早熟女子ゴルファーはなぜ「短命」が多いのか

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渋野日向子は活躍を続けられるのか? (c)朝日新聞社

渋野日向子は活躍を続けられるのか? (c)朝日新聞社

 燃え尽き症候群とも呼ばれるバーンアウトは女子プロに限らず、どんなアスリートにも起こることだ。記録更新やオリンピックのメダル獲得に向け、極限のトレーニングなどに取り組んできた人が、突然、ガス欠したように無気力になる。もちろんこれはアスリートだけの現象ではない。人並み以上に仕事や勉強に取り組んでいた人にも起こるし、誰でもバーンアウトする可能性はあるだろう。

 昨今の女子ゴルフ界は、1998年度生まれの「黄金世代」がツアーを席巻している。今季も22戦が終了し、その内8勝は1998年、99年生まれの日本人選手だ。渋野もそんな「黄金世代」の一人。気になるのは、彼女たちが今のような活躍を続けることができるのかということだろう。

 中井プロは「『黄金世代』の良さの一つは活躍している人数が多いことです。みんな上昇志向も強いですが、ライバルが多いためバーンアウトしにくいと言えるでしょう。全英女子を制した渋野選手は、今後も国内でプレーするようですが、その理由として『日本で十分に成績を出していない』と話しています。これは42年ぶりの快挙を達成しても全く満足していないということ。他の『黄金世代』も渋野選手の活躍に大きな刺激を受けました。彼女たちが切磋琢磨している以上、燃え尽きることはないでしょう」と分析してくれた。

 息の長い選手でいるためには、多くのライバルに囲まれた方が良いというわけだ。となると大切になるのが、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)や国内ゴルフ界がしっかりと、そうした環境を整え持続性を持たせること。個人や選手に任せてスターの誕生を待つのではなく、全体が一丸となり多くの有望選手を輩出できる育成方法を確立し、それをシステム化することだろう。


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