ヤクルト逆襲の予感…16連敗後にもチームに充満する“一体感” 【燕軍戦記】 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ヤクルト逆襲の予感…16連敗後にもチームに充満する“一体感” 【燕軍戦記】

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菊田康彦dot.
ヤクルトの小川淳司監督 (c)朝日新聞社

ヤクルトの小川淳司監督 (c)朝日新聞社

「今までが特殊で、本当はこれが普通なんですよ。一緒に球場でやるってことは、チームとして、組織としてもいいと思います。野手との意見交換もすぐにできるし、そこで『昨日はこうだったね』って話もできる。今まではそういうのがなかったじゃないですか。そういうのがあれば、チームとしてもっと一体感が出てくると思います」

 そう話すのは現役時代からヤクルト一筋の石井弘寿投手コーチ。そこには先月で40歳になったチーム最年長、五十嵐亮太の意見も反映されているという。ヤクルト生え抜きの選手から見れば、野手とは別に投手がコブシ球場で練習するのは当たり前。しかし、ヤクルト育ちながらメジャーリーグ、ソフトバンクを経て10年ぶりに復帰した五十嵐は、そこに違和感を覚えていた。

「(投手と野手が)別々にやるっていうのは、あまり良くない気がするんですよね。チームは組織として動いてますから。野手がどういうふうに動いてるとか、ピッチャーはどういう練習をしてるかも分かるし、(お互いに)コミュニケーションも取りやすいですしね。球場慣れというか、試合前から『球場に来た』っていう感じがあるのとないのでは全然違いますし、いろんなことを含めて絶対こっちのほうがいいと思います」(五十嵐)

 野手が2カ所のケージでフリー打撃を行う間も、投手が外野で練習しているため、安全面に対する懸念がまったくないわけではないが、五十嵐は「ボールが飛んでくる危機感というか、そういうところにも神経を使う緊張感もあっていいと思う」という。

 初めて野手が練習する本球場に足を踏み入れ、その新鮮さに「ワオ! これがメインフィールドの(練習)風景か」と声を上げた中継ぎ左腕のハフも、五十嵐の声に同調する。

「自分たちもチームの一員なんだと感じられるし、いいことだと思う。向こう(コブシ球場)で練習していると、ちょっと疎外感があるんだ。試合前はほとんど野手に会うことがないから、テレビで見て初めて『アイツ一軍に上がってきたんだ』って気付くこともあるしね。同じ場所で練習していれば(野手にも)『ハーイ』って言えるし、チームとしてもいいことだね」


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