今や広島カープの「大きな武器」 本拠地マツダスタジアム支える“縁の下の力持ち” (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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今や広島カープの「大きな武器」 本拠地マツダスタジアム支える“縁の下の力持ち”

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山岡則夫dot.
広島カープの本拠地マツダスタジアム (c)朝日新聞社

広島カープの本拠地マツダスタジアム (c)朝日新聞社

「野球で最も気を使うのは天候。雨が降りそうな時は、主催する球団と話し合って早めにシートをかぶせる。人工芝の場合は、露出しているマウンドと塁上のみシートをかける場合がほとんど。マツダの場合は塁上や走路となるアンツーカー部分を含め、内野はすべて覆う」

 試合中にスタッフがシートを剥がすシーンを見かけるが、相当の重労働であるという。加えて、シートを剥がす際には、溜まった雨水にも気を配らないといけない。

「シートに雨水が溜まると本当に重くなる。また雨水はアンツーカー部分に捨ててはいけない。アンツーカー部分に水が落ちると表土が水分をすぐに含んだ状態になってしまう」

「マツダの場合はアンツーカー部分の表土にもこだわっている。黒土などではすぐに水分を含む。だからアメリカ産の表土、表層材を使用している。これは小さな粒状になっているので、水分を含みにくいし乾きやすい。またシートをかけた時に剥がしやすい」

 マツダも17年のCSは雨の影響を大きく被ったが、試合をおこなうことができた。ファンからしても試合中止の可能性が低いことは喜ばしいことである。

 芝生育成に関しては十分な日照や水分、そして風通りの良いことが条件に挙げられる。加えて排水に関して最大限に注意を払う必要があるという。

「水分に関してはしっかり水を与えるのは当然のこと。そのうえで気を配らないといけないのが排水。いかに水を抜くかが大事になってくる。水が抜けていないと時には芝が腐ったりすることもある。これはもともとの基礎部分の工事も関わってくること。芝の下の床土に関していかに気を配るかが大事」

 しっかりと芝が育成できれば、連日のカット作業で実際に選手がプレーしやすい状態を整え上げていかねばならない。

 理想を言えば芝目がつかずにまっすぐ立った状態が理想。しかしエンターテインメントの一環として見た目にもこだわらないといけない。 カット方向を工夫して芝生にゼブラやダイヤモンンドカット、模様を入れたりすることもを求められるようになった。



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