「1勝14敗」なのに来季の年俸26億円超…高騰するメジャー年俸は“マエケン型”が理想 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「1勝14敗」なのに来季の年俸26億円超…高騰するメジャー年俸は“マエケン型”が理想

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石原幸晶dot.
レッズの“負の象徴”となってしまった右腕ホーマー・ベイリー(写真:getty Images)

レッズの“負の象徴”となってしまった右腕ホーマー・ベイリー(写真:getty Images)

 近年メジャーリーガーたちの年俸が高騰し、日本では考えられないような高額な報酬を受け取る選手が出てきている。年俸の上昇は、試合の放映権収入が増えたことが主な要因で、それに伴い選手たちへの待遇が上がることは問題ない。だが、そのかたわらで長期の大型契約を結んだ選手が“不良債権化”し、チームの強化プランに大きな悪影響を与えていることは決して見逃せないだろう。

 例えば、シンシナティ・レッズは、2013年のオフにローテーションの一角として活躍し、2年連続で2ケタ勝利をマークしていたホーマー・ベイリー投手と6年総額1億500万ドル(約119億7000万円)の大型契約を結んだ。しかし、翌年こそ9勝を挙げたものの、シーズン終盤に痛めていた右腕の手術を受けて、残りのシーズンを全休すると、その後は成績が急激に低下。特に、今シーズンは20試合の先発登板で1勝14敗、防御率6.09と一人で借金を13も作ってしまう。4年連続でナ・リーグ中地区最下位となったレッズの“負の象徴”となった。

 しかも悩ましいのが、成績が悪くても年俸が下げられないことだ。今季の年俸2100万ドル(約24億円)も高額なのだが、来季は2300万ドル(約26億2000万円)、さらに再来年は2500万ドル(約28億5000万円)と巨額の契約が2年も残っている。ベイリーが所属するレッズは、低迷から抜け出すために、ベイリーのような高額年俸の選手を放出し、見返りとして将来有望な若手を獲得したいところだが、いかんせん成績が成績。トレードの駒としてもベイリーは利用できず、若返りを図りたいチームの足かせとなってしまっている。

 そんな状況に米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』も、「ベイリーの契約は投手史上最悪の契約」と手厳しいタイトルの記事を掲載し、レッズとベイリーの契約を酷評している。同サイトは、「仮にベイリーが残りの契約期間でいい結果を残したとしても、若手起用に舵を切らなければいけないチームにとって、長期的にみれば貢献とはならない」と、なんとも頭の痛い状況を指摘している。



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